SpectroSERVER 設定ダイアログ ボックス

[SpectroSERVER 設定]ダイアログ ボックスでは、SpectroSERVER 設定の特定の要素を制御できます。このダイアログ ボックスで変更を行う場合、.vnmrc リソース ファイルを編集します。このファイルは SpectroSERVER の動作とパフォーマンスを制御します。
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[SpectroSERVER 設定]ダイアログ ボックスでは、SpectroSERVER 設定の特定の要素を制御できます。このダイアログ ボックスで変更を行う場合、.vnmrc リソース ファイルを編集します。このファイルは SpectroSERVER の動作とパフォーマンスを制御します。
注:
.vnmrc ファイルの詳細については、「分散 SpectroSERVER 管理」を参照してください。
  • 通信
    • 通信ポート
      クライアントのユーザ インターフェースが SpectroSERVER と通信するポートを示す TCP ポート番号を指定します。このパラメータには、IPPoPORT_USERRESERVED に割り当てられたポート番号より大きく、64,000 未満の、予約されていない有効な TCP ポートを指定できます。
      デフォルト:
      0xBEEF
    • SNMP 通信 Port
      SpectroSERVER を通じて SNMP 要求を送信できるポートの選択に使用できる値を指定します。0x400(1,024)~ 0xFFFF(65,535)の範囲の任意の符号なし 16 ビット整数に設定できます。SNMP エージェントの一部の実装では、符号付き数値として、ポートを処理します。その場合、このリソースは 0x400(1,024)~ 0x7FFF(32,768)の値に設定する必要があります。
  • ファイル パス
    [SpectroSERVER 設定]ダイアログ ボックスでは、.vnmrc ファイル内で定義されているファイル パスへのアクセスを指定します。
    • VNM ファイル パス
      特定のデバイス アラート マッピングなど、SpectroSERVER 外部ファイルが格納されているルート サブディレクトリを指定します。
  • パフォーマンスの調整
    SpectroSERVER はマルチスレッド プロセスです。通常の動作中、各サブシステムは多数のワーク スレッドを割り当てます。各スレッドはメモリおよび計算容量を消費します。このため、スレッドはパフォーマンスに影響を与える可能性があります。作業スレッドの割り当てを制御するパラメータには、[ポール スレッド最大数]および[ワーク スレッド エイジ]という 2 つのパラメータがあります。
    : 「展開キャパシティおよび最適化のベスト プラクティス」を参照し、ワーク スレッドを制御するパラメータとリソース間の対話についてよく理解してください。
  • イベント ログ
    通常の状態では、イベントは CA Spectrum 分散データ マネージャ(DDM)データベースに記録されます。ただし、SpectroSERVER とアーカイブ マネージャの間の通信が失われた場合、通信が再確立されるまで、イベント情報は一時的に SpectroSERVER データベースに格納されます。
    SpectroSERVER データベース内のこの一時的なイベント データの増加は、SpectroSERVER.vnmrc リソース ファイル内のエントリによって規制されます。これらの設定を編集するには、[イベント ログ]フィールドを使用します。
    • 保存する最大イベント記録数
      イベント ログ データベースに保存できるレコードの最大数。
      デフォルト:
      20,000
    • イベント レコード増分
      レコードの数が[保存する最大イベント レコード数]値を超えている場合に、データベースから削除するレコードの数を指定します。
      デフォルト:
      100
      注:
      .vnmrc ファイルから event_record_increment エントリを削除した場合、デフォルトは 250 レコードです。
  • 統計ログ
    通常の状態では、統計は CA Spectrum 分散データ マネージャ(DDM)データベースに記録されます。ただし、SpectroSERVER とアーカイブ マネージャの間の通信が失われた場合、通信が再確立されるまで、統計情報は一時的に SpectroSERVER データベースに格納されます。
    SpectroSERVER データベース内のこの一時的な統計データの増加は、SpectroSERVER.vnmrc リソース ファイル内のエントリによって制御されます。これらの設定を編集するには、[統計ログ]フィールドを使用します。
    • 保存する最大統計記録数
      データベースに保存可能な最大レコード数を指定します。
      デフォルト:
      5,000
    • 統計レコード増分
      レコードの数が[保存する最大統計記録数]値を超えている場合に、[統計ログ]データベースから削除するレコードの数を指定します。
      デフォルト:
      500