セキュリティ文字列継承をカスタマイズする方法

内容
casp1032jp
内容
セキュリティ文字列継承をカスタマイズするには、以下のプロセスを使用します。
セキュリティ文字列ロール ダウンの関係
CA Spectrum は、次の関係から、左のモデルから右のモデルにセキュリティ文字列をロールダウンします。
  • アプリケーション
  • Can_Assign
  • CollectsChassis
  • Collects
  • Contains
  • HASPART
  • Manages
  • Organizes
  • Owns
  • Provides
注:
Model Type Editor を使って新しいモデル タイプを作成する方法の詳細については、「Model Type Editor」を参照してください。
セキュリティ文字列がロール ダウンする新しい関係を追加する方法
  1. SpectroSERVER が動作している場合は停止します。SpectroSERVER データベースにアクセス可能な他のプログラムが動作していないことを確認します。
  2. CA Spectrum の[コントロール パネル]を開き、[設定]、[Model Type Editor]をクリックします。
    Model Type Editor が開きます。Root モデル タイプが、現在のモデル タイプとして設定されます。Root モデル タイプは、モデル タイプ階層で最も高いポイントのモデル タイプです。
  3. [モデル タイプ]ビューで、Security_Model モデル タイプを検索します。
  4. ベース モデル タイプが Security_Model である新しいモデル タイプを作成します。
  5. 新しく作成されたモデル タイプで、「関係ハンドル」というタイプの新しい属性を追加します。
  6. セキュリティ文字列をロール ダウンする関係の「関係ハンドル」に対する新規属性ごとに、デフォルト値を設定します。
モデル タイプに対する、セキュリティ文字列ロール ダウンのオーバーライドの定義
2 つのモデルのセキュリティ文字列を結合してセキュリティ文字列のロール ダウンを実行する場合、デフォルトでは AND 演算子が使われますが、関連付けの右側のモデル タイプに事前定義されたオーバーライドがある場合はその限りではありません。
CA Spectrum は、Container モデル タイプ用のオーバーライドを提供します。Container からモデル タイプを取得したセキュリティ関係の右側のモデルに対して、セキュリティ文字列をロール ダウンする場合は、OR 演算子が使用されます。このオーバーライドの唯一の例外は、WA_Link モデル タイプです。このモデル タイプは Container モデル タイプから取得されます。モデル タイプが WA_LINK であるセキュリティ関係の右側のモデルに対して、セキュリティ文字列のロール ダウンを実行する場合、AND 演算子が使用されます。
Model Type Editor でセキュリティ文字列ロール ダウンのオーバーライドを定義します。
注:
Model Type Editor を使って新しいモデル タイプを作成する方法の詳細については、「Model Type Editor」を参照してください。
以下の手順に従います。
  1. SpectroSERVER が動作している場合は停止します。SpectroSERVER データベースにアクセス可能な他のプログラムが動作していないことを確認します。
  2. CA Spectrum の[コントロール パネル]を開き、[設定]、[Model Type Editor]をクリックします。
    Model Type Editor が開きます。Root モデル タイプが、現在のモデル タイプとして設定されます。Root モデル タイプは、モデル タイプ階層で最も高いポイントのモデル タイプです。
  3. [モデル タイプ]ビューで、Security_Model モデル タイプを検索します。
  4. ベース モデル タイプが Security_Model である新しいモデル タイプを作成します。
    重要:
    将来、CA Spectrum アップグレードをインストールする場合、Security_Model タイプへの変更が上書きされる可能性があるため、Security_Model モデル タイプを直接変更するのではなく、新しいモデル タイプを作成します。
  5. 新しく作成したモデル タイプで、以下の手順に従います。
    1. Security_String_Mtypes (0x12967)属性のデフォルト値を変更し、オーバーライドの定義対象のモデル タイプを追加します。
    2. Security_String_Mtypes 属性に追加されたモデルタイプに対するオーバーライド演算子(0 は AND にマッピングされ、1 は OR にマッピングされます)を定義する Security_String_Operators(0x12968)属性のデフォルト値を変更します。Security_String_Operators 属性内のインスタンス x の値は、Security_String_Mtypes 属性のインスタンス x の値によって識別されるモデル タイプに対するオーバーライド演算子になります。
  6. 変更内容を保存し、Model Type Editor を終了します。
注:
Security_Model モデル タイプから取得したモデル タイプで定義されるオーバーライドは、Security_Model モデル タイプに対して直接定義されたオーバーライドよりも優先されます。