データベース保守と最適化

このセクションでは、DDM データベースの効率的な実行を維持するために実行できる 2 つのスクリプトについて説明します。
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このセクションでは、DDM データベースの効率的な実行を維持するために実行できる 2 つのスクリプトについて説明します。
db_maintenance.pl
$SPECROOT
/SS/DDM/scripts ディレクトリにあるこのスクリプトは、参照されていないすべての統計レコードを DDM データベースから削除します。参照されていないレコードは、通常、モデルを削除すると作成されます。時間と共に、関連するレコードがパージされて、不要なものがデータベースに残ります。
重要:
db_maintenance.pl スクリプトは、アーカイブ マネージャのダウン時にのみ実行できます。このスクリプトを実行するメリットと、アーカイブ マネージャを停止するデメリットを、慎重に比較検討してください。
このスクリプトの定期的な実行をスケジュールしないでください。非常に多くのモデルをランドスケープから削除した場合にのみ、実行します。このスクリプトの実行により実現されるパフォーマンスの向上は顕著ではありません。このスクリプトは、多くのモデルが破棄された場合に(全ランドスケープなど)、一般的な保守作業でのみ実行します。
このスクリプトを実行する前に db_optimize.pl スクリプトを実行することをお勧めします。さらに、実稼働環境への影響が最も小さいときにこのスクリプトを実行することを推奨します。このスクリプトは、大きくて最適化されていないデータベースまたは多くのイベント レコードがあるデータベースでは、非常に時間がかかることがあります。
このスクリプトの形式は以下のとおりです。
./db_maintenance.pl[-q]
  • -q
    (クワイエット)プロンプト(対話型モード)を無効にします。
db_optimize.pl
このスクリプトは、
$SPECROOT
/SS/DDM/scripts ディレクトリにあります。DDM データベース内のすべてのテーブルを最適化する簡単な方法を提供します。
テーブルの最適化には 2 つの大きな利点があります。
  • DDM データベースに送信されるクエリの速度が向上します。
  • パージされたレコードから使用可能なディスク容量が回復されます。
パフォーマンスの要件に応じて、週単位または月単位でこのスクリプトを実行するようにスケジュールできます。DDM データベースのサイズおよびフラグメンテーションのレベルによっては、このスクリプトの実行に相当な時間がかかる可能性があることに留意してください。
注:
db_optimize.pl スクリプトでは、
$SPECROOT
/mysql/data/ddmdb ディレクトリ内の最大のファイルのサイズより大きい空きディスク領域が必要です。このスクリプトを実行する前に、データベース ファイルをバックアップしておくことをお勧めします。
このスクリプトは、アーカイブ マネージャを停止しないで実行できます。ただし、テーブルが最適化されてから、アーカイブ マネージャがロックされたデータベースからリカバリできるまでに、10 分間の遅延があります。
このスクリプトの形式は以下のとおりです。
./db_optimize.pl[-q]
  • -q
    (クワイエット)プロンプト(対話型モード)を無効にします。