ddm_load

$SPECROOT/SS/DDM ディレクトリにあるこのユーティリティを使用すると、DDM データベースをリストアできます。このツールは、最初に DDM ディレクトリを初期化し(データをすべて削除します)、次に指定された保存ファイルをロードします。保存ファイルまたはディレクトリをロードする場合は、初期化が自動的に行われます。-initialize オプションは、DDM ディレクトリをクリアし、何もない状態から開始する場合にのみ必要です。このオプションでは、関連する SpectroSERVER のランドスケープ ハンドルも必要です。
casp1032jp
$SPECROOT
/SS/DDM ディレクトリにあるこのユーティリティを使用すると、DDM データベースをリストアできます。このツールは、最初に DDM ディレクトリを初期化し(データをすべて削除します)、次に指定された保存ファイルをロードします。保存ファイルまたはディレクトリをロードする場合は、初期化が自動的に行われます。-initialize オプションは、DDM ディレクトリをクリアし、何もない状態から開始する場合にのみ必要です。このオプションでは、関連する SpectroSERVER のランドスケープ ハンドルも必要です。
コマンドを実行する前に、コントロール パネルからアーカイブ マネージャをシャットダウンします。リストアが完了したら再起動します。
コマンドの形式は以下のとおりです。
ddm_load [-quiet] [-initialize <LANDSCAPE_HANDLE>] [-events_init] [-stats_init][<SAVE_FILE>]
引数名の最初の文字が太字で示されている場合は、文字列全体を入力するのではなく、その文字だけを使用してもかまいません。
  • -quiet
    プロンプト(対話型モード)を無効にします。スクリプトの内部からロード コマンドを実行する場合に役立ちます。
  • -initialize
    DDM データベースからデータをすべて削除します。LANDSCAPE_HANDLE 引数と一緒にのみ使用します。
  • <LANDSCAPE_HANDLE>
    データベースが初期化されている SpectroSERVER のランドスケープ ハンドルを指定します。
  • -events_init
    DDM データベース内のイベント レコード
    のみ
    を初期化(削除)します。
  • -stats_init
    DDM データベース内の統計レコード
    のみ
    を初期化(削除)します。
  • <SAVE_FILE>
    ロードするバックアップ ファイルの名前を指定します。ddm_load ユーティリティは、新しい gzip された tar ファイル形式と、従来の固有ファイル形式の両方をサポートします。
InnoDB データベースのサポート
10.3 リリースから、CA Spectrum ではアーカイブ マネージャ データベースへの InnoDB データベース ファイルのインポートがサポートされています。インポート手順では、InnoDB データベース ファイルを解凍するための一時ディレクトリが必要です。
注:
InnoDB データベース ファイルのインポートに必要な容量は、イベント テーブル サイズの 2 倍以上必要です。
DDM ロードでは、現在実行中のデータベース エンジン(MyISAM または InnoDB)に基づいて、MyISAM および InnoDB データベース ファイルの両方のインポートがサポートされます。たとえば、MyISAM データベースでアーカイブ マネージャ データベースが実行されている場合、MyISAM データベース ファイルのみをインポートできます。
保存された MyISAM データベース ファイルの InnoDB データベース ファイルへの変換
CA Spectrum 10.3 リリースから、保存されたアーカイブ マネージャ データベース ファイルを MyISAM から InnoDB に変換できます。
前提条件
  • ディスクに十分な空き容量があることを確認してください。空き容量は、イベント テーブル サイズの 3 倍以上必要です。
以下の手順に従います
  1. bash シェルを開き、$SPECROOT/SS/DDM/scripts に移動します。
  2. Spectrum インストール ユーザ
    として以下のスクリプトを実行します。
    たとえば、tgz ファイルに対してスクリプトを実行すると、以下のメッセージが表示されます。
    This utility converts the saved MyISAM database file to InnoDB database
    -f: path to the dump file
    -h: print this message
    Example: ./convert_myisam_to_innodb.pl -f db.tgz
    xxxx03-w2k8vm2%/d/builds/Spectrum/Armgr.a/buildfiles > ./convert_saved_myisam_to_innodb.pl -f /c/db.tgz 
DDM Db のロード 
すべての MySQL Enterprise バックアップ機能は、
mysqlbackup
クライアントで実行されます。これは、さまざまな種類のバックアップおよびリストア操作や、バックアップ圧縮、解凍、検証のようなその他の関連タスクの実行に使用されます。Spectrum 10.3.1 では、MySQL バックアップによるパフォーマンスの改善が保証され、DDM Db が保存されます。
1. DDM db をロードするには、spectrum ユーザとしてサインインし、以下のスクリプトを実行します。 
./ddm_load.pl  -f  <filename.mbi> 
OptionsArguments
は以下のとおりです。 
  •  -quiet
     プロンプト(対話型モード)を無効にします。スクリプトの内部からロード コマンドを実行する場合に役立ちます。
  •  -initialize: 
     データベースを初期化します。 DDM データベースからデータをすべて削除します。LANDSCAPE_HANDLE 引数と一緒にのみ使用します。
  • -landscape <LANDSCAPE_HANDLE>
       
     データベースが初期化されている SpectroSERVER のランドスケープ ハンドルを指定します。
  • -events_init 
     イベント データベースのみを初期化します。DDM データベース内のイベント レコード
    のみ
    を初期化(削除)します。
  •  
    -stats_init   
                                                     
     DDM データベース内のデータベース統計レコードのみを初期化します。
  •  -f <SAVE_FILE> 
                                         
      ロードするバックアップ ファイルの名前を指定します。