create - オブジェクトの作成

内容
casp1032jp
内容
create コマンドを使用してオブジェクトを作成します。
注:
セキュア ドメインでモデルを作成する方法の詳細については、./create を実行して使用法の説明を表示してください。
コマンドの形式は以下のとおりです。
create model ip=<IP Address | Low_IP-High_IP> [sec_dom=Secure_Domain_Address][comm=Community_Name] [to=Time_Out] [tc=Try_Count] [lh=landscape_handle] | create model mth=model_type_handle [attr=attribute_id,val=value ...] [lh=landscape_handle] | create association rel=relation lmh=left_model_handle rmh=right_model_handle create alarm [-nr] sev=alarm_severity cause=probable_cause_id [mh=model_handle] | create event type=event_type text=event_text [mh=model_handle|lh=landscape_handle]
create alarm
create alarm コマンドは、重大度が alarm_severity で原因が probable_cause_id のアラームを、model_handle のモデルについて作成します。有効なアラームの重大度オプションは、CRITICAL、MAJOR、MINOR、OK、MAINTENANCE、SUPPRESSED、または INITIAL です。デフォルトでは、新しいアラームは既存のアラームを置換します。
create alarm が、有効な alarm_severity、有効な probable_cause_id、および有効な model_handle を指定して入力された場合、アラーム テーブル内に作成されたエントリが表示されます。作成時刻は hh:mm:ss 形式で表示されます。
例: create
$ create alarm sev=CRITICAL cause=0x10308 mh=0x400134 ID Date Time PCauseID MHandle MName MTypeName Severity Ack 984 05/11/2000 12:33:27 0x10308 0x400134 12.84 Bdg_CSI_CN CRITICAL No
create association
create association コマンドは、left_model_handle のモデルと right_model_handle のモデルの間の関係(関連付け)のインスタンスを作成します。
create association が、有効な left_model_handle と right_model_handle の間の有効な関係を指定して入力された場合、以下のメッセージが表示されます。
create association: successful
例: create association
$ create association rel=Collects lmh=0x400009 rmh=0x400134 create association: successful
create event
create event コマンドは、model_handle によって指定されるモデルについて、タイプ event_type およびテキスト event_text を使用してイベントを作成します。landscape_handle が指定される場合、イベントを作成したユーザ モデルについてイベントが作成されます。
注:
CLI の旧バージョンでは、イベントはランドスケープ モデルに対して作成されていました。
model_handle または landscape_handle が指定されていない場合、イベントはイベントを作成したユーザ モデルについて作成されます。または、現在のモデルが指定されている場合、イベントは現在のモデルについて作成されます。
CA Spectrum
内のいくつかのイベントには、関連付けられたモデルがありません。たとえば、アプリケーションが
SpectroSERVER
に接続するとき、モデルはイベントに関連付けられません。
create event が、有効な event_type、有効な event_text、および有効な model_handle または landscape_handle(存在する場合)を指定して入力された場合、エントリはイベント テーブルに表示されます。作成時刻は hh:mm:ss 形式で表示されます。
event_type コマンド(また
CA Spectrum
内のイベント コードを指定した)は 4 バイト 16 進数です。2 つの最上位バイトはイベントの開発者 ID (
CA Spectrum
 で生成されたイベント コードの場合は 0001)であり、2 つの最下位バイトは一意のイベント識別子です。すべてのイベント タイプにユーザが入力したテキストが含まれるとは限りません。このようなイベント タイプの例として、イベント フォーマット ファイルに変数 {S 0} が含まれるものがあります。ユーザが入力したテキストが含まれないイベント タイプについては、event_text パラメータは無視されますが、コマンド ライン上には存在している必要があります。
詳細については、「Certifications」を参照してください。
例: create event
$ create event type=0x1061a text="fan down" mh=0x40013 Date Time Type MHandle MName MTypeName 05/11/2000 12:39:42 0x1061a 0x400134 12.84 Bdg_CSI_CNB20
create model
IP アドレスまたはモデル タイプ ハンドルを使用して、create model を指定できます。いずれの場合も、システムは、landscape_handle によって指定されるランドスケープでモデルを作成します。landscape_handle が指定されていない場合、コマンドは現在のランドスケープでモデルを作成します。
注:
model_name 属性は、User モデルを作成する場合にのみ必要です。
  • create model で IP アドレスを指定する場合、システムは指定された ip_address でオブジェクトを検索し、そのモデルを作成します。モデルには、関連付けられた子を含め、そのオブジェクトのすべてのプロパティが含まれます。たとえば、オブジェクトがハブである場合、create model コマンドはそのポートのすべてを持ったハブのモデルを作成します。
  • IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスを指定できます。IPv6 範囲はサポートされていません。また、このコマンドは、属性 ID の設定をサポートしません。
  • 一度に複数のモデルを作成するには、create model コマンドで IP アドレスの範囲を定義できます。「-」で区切って、Low_IP と High_IP のパラメータを指定します。Community_Name が指定されない場合、新しく作成されたモデルは「Ping 可能」タイプです。Community_Name が指定された場合、デバイスは適切なモデル タイプにモデル化されます。Try_Count と Time_Out のオプションは、OneClick の[IP アドレスでモデルを作成]ダイアログ ボックスのオプションに似ています。
  • create model コマンドでモデル タイプ ハンドルを指定する場合、システムは model_type_handle タイプのモデルを作成します。次に、作成されたモデルについて、1 つ以上の属性の値を設定できます。
  • create model コマンドでモデル タイプ ハンドルを指定するときに、その 1 つのコマンドで複数の属性を指定することもできます。スペースによって隣接するペアから各ペアを区切って、複数の「attribute_id, 値」のペアを指定します。
  • OneClick を使用している間、特定のモデル タイプのモデルを作成するときにユーザが指定する属性値は、create model コマンドで指定してください。それ以外の場合、モデルが作成されるときに、
    SpectroSERVER
    内で推論ハンドラ エラーが発生する可能性があります。たとえば、OneClick を使用して Hub_CSI_IRM3 モデルを作成するときに、モデル名、ネットワーク アドレス、コミュニティ文字列の値を入力できるウィンドウが表示されます。CLI を使用して同じタイプのモデルを作成するには、create model コマンドを使用するときこれらの属性に対する値を指定します。
  • create model で有効な model_type_handle と有効な attribute_id, value のペア(存在する場合)が指定された場合、作成されたモデル ハンドルが表示されます。
  • create model で有効な ip_address が指定された場合、作成されたモデル ハンドルが表示されます。
例: create model
$ create model mth=0x102d attr=0x12d7f,val=132.177.12.84 attr=0x1006e,val=12.84lh=0x400000 created model handle = 0x400134 $ create model ip=206.61.231.1-206.61.231.5 Creating model for IP=206.61.231.1 created model handle = 0x9a00259 Creating model for IP=206.61.231.2 create model: DCM device unreachable Creating model for IP=206.61.231.3 create model: DCM device unreachable Creating model for IP=206.61.231.4 create model: DCM device unreachable Creating model for IP=206.61.231.5 created model handle = 0x9a0025a
注:
デフォルトでは、create コマンドは、モデル名として最大 16 文字を表示します。ただし、環境変数 CLIMNAMEWIDTH で、モデル名として表示される文字数に別の値(最大 1024 )を指定できます。