update - モデルおよびモデル属性を更新する
モデルとモデル タイプ属性を更新するには、update コマンドを使用します。
casp1032jp
モデルとモデル タイプ属性を更新するには、update コマンドを使用します。
コマンドの形式は以下のとおりです。
update [mh=modelhandle] attr=attribute_id[,iid=instance_id],val=value [attr=attribute_id[,iid=instance_id],val=value...] | [mh=modelhandle] attr=attribute_id,iid=instance_id,remove [attr=attribute_id,iid=instance_id,remove...] | [-n] mth=model_type_handle | attr=attribute_id,val=value [attr=attribute_id,val=value ... ] [lh=landscape_handle] | alarm [-r] aid=alarm_id <assign=troubleshooter | status=status_text | ticket=troubleticketID | ack=(true|false)> [lh=landscape_handle] | action=action_code [watch=watch_id] [mh=modelhandle]
- -nupdate コマンドで -n(プロンプトなし)オプションが指定される場合、システムは確認を求めません。このオプションは CLI のスクリプトで便利です。
- -r-r(ステータス テキスト置換/トラブル チケット ID 置換)オプションは、status または ticket 引数を使用するときに、update alarm コマンドと共に指定できます。-r オプションを使用する場合、既存のアラーム ステータス テキストまたはアラーム トラブル チケット ID は、status 引数または ticket 引数によって指定されたテキストと置換されます。-r オプションを使用しない場合、新しい値は既存の値に追加されます。
- action_code
- モデルを再設定する場合は、reconfig、0x1000e、または 65550
- ウォッチをアクティブ化する場合は、activate、0x00480003、または 4718595
- ウォッチを非アクティブ化する場合は、deactivate、0x00480004、または 4718596
- Cisco および Wellfleet デバイス上でアプリケーション モデルを再設定する場合は、reconfigure_apps、0x210008、または 2162696
- EventDisp と AlertMap への変更内容でSpectroSERVERを更新する場合は、reload_event_disp、0x000100a2、または 65698
注:
watch = <watch_id>
パラメータは、次のアクションについてのみ適用できます。activate(または対応する 16 進数値 0x00480003)および deactivate(対応する 16 進数値 0x00480004)。以下のポイントで update コマンドの機能を説明します。
- update コマンドは、landscape_handle によって指定されたランドスケープで、model_handle を持つモデルまたはモデル タイプが model_type_handle であるすべてのモデルについて、attribute_id 値で指定された属性を更新します。
- 複数の attribute_id, value のペアを、スペースで隣接するペアと区切って指定することによって、1 つの update コマンドで複数の属性を更新できます。
- remove オプションは、リスト属性から指定されたインスタンスを削除します。
- モデル タイプ属性を更新するときに、landscape_handle が指定されていない場合、現在のランドスケープが使用されます。model_handle が指定されていない場合、現在のモデルの指定された属性が更新されます。
- モデル タイプ属性を更新しているときに、共有属性のみを更新できることに注意してください。共有属性は共有フラグが設定された属性です。show attributes コマンドを使用して、属性が共有されているかどうか確認できます。
- User_Community_String や Model_Security_String などセキュリティ上重要な属性は CLI によって更新できます。ただし、現在のユーザ モデルはそれ自身の User_Security_String または Security_String を更新できず、他のモデルのものを更新できます。
- 単一の属性値を変更するときに、update コマンドではユーザがインスタンス ID を指定できます。属性値のリストを更新するとき、インスタンス ID は、リスト上の各属性に対して指定できます。instance_id は対応する属性のインスタンス ID です。instance_id は正の整数、またはドットで区切られた正の整数のシーケンスである必要があります。
- インスタンス ID が指定されていない場合、update コマンドは属性について最初に見つかった有効なインスタンスを使用します。有効なインスタンスが見つからない場合、エラー メッセージが表示されます。update: no valid instance for list attribute <attr_id>
- update alarm コマンドは、Troubleshooter(トラブルシュータ モデル ハンドルまたはトラブルシュータ名)、status_text、troubleticketID、または ack パラメータによって指定された値を使用して、alarm_id によって指定されたアラームを更新します。既存のアラームのトラブルシュータ、ステータス テキスト、またはトラブル チケット ID の値をクリアするには、適切なパラメータが値を持たないように設定できます(status=、ticket=、または assign=)。landscape_handle パラメータは、アラームが検索されるランドスケープを指定します。
- update action コマンドは、model_handle によって指定されたデバイス上で、action_code によって指定されたアクションを実行します。action_code reconfig によって、モデル タイプ GnSNMPDev、または GnSNMPDev を継承するすべてのモデル タイプの任意のデバイスを再設定できます。action_code activate または deactivate は、指定された model_handle のデバイス上のウォッチ ステータスを更新します。アクティブ化アクション オブジェクトが送信されるときに、選択されたモデルに組み込まれているインテリジェンスによって、ウォッチ ステータスが INITIAL から ACTIVE に変わるときに短い遅延が発生する場合があります。ステータスの更新が予定されていたウォッチの watch_id は、show watch コマンドの使用により取得できます。reconfigure_apps action_code は、Cisco および Wellfleet デバイス モデルのアプリケーション モデル タイプを更新します。reload_event_disp action_code は、EventDisp または AlertMap ファイルに対する変更内容でSpectroSERVERを更新します。
- update action コマンドを使用するときには注意が必要です。すべての CLI コマンドと同様に、このコマンドを誤って使用すると、SpectroSERVERデータベースが破損する可能性があります。たとえば、不注意にクリティカルなルータを再設定すると、ネットワークで予測不能の結果を引き起こす可能性があります。
- 有効な model_handle または有効な model_type_handle、有効な attribute_id および有効な値と共に update を入力した場合、変更される属性およびその値は以下の形式で表示されます。Id Name Value Id Name Value
- 指定されたモデル タイプのモデルを更新するときに、-n オプションを使用しない場合、以下の確認メッセージが表示されます。update: all models of this type will be updated, are you sure? Valid responses are y, yes, Y, Yes, n, no, N, No.
- update alarm コマンドが成功した場合、以下のメッセージが表示されます。update:successful
- update action コマンドが成功した場合、以下のメッセージが表示されます。update action: successful
例: update
- 以下の例では、instance_id と共に update コマンドを使用して、モデル ハンドル 0x4001f6 によって表されるハブのボード 5 に搭載されたポート 7 を無効にします。$ update mh=0x4001f6 attr=0x10ee0,iid=5.7,val=1 Id Name Iid Value 0x10ee0 CsPortAdminState 1
- 以下の例では、update コマンドを remove オプションと共に使用して、特定のモデル(mh)の deviceIPAddressList(属性)から IP アドレス(iid)を削除します。$ update mh=0xc600018 attr=0x12a53,iid=10.253.8.65,remove update: successful
- 以下の例では、update コマンドを使用して、モデル タイプ ハンドル 0x10059 によって表されるモデル タイプのすべてのモデルで AutoPlaceStartX という名前の属性を更新します。$ update mth=0x10059 attr=0x118f2,val=100 lh=0x400000 update: all models of this type will be updated, are you sure? y Id Name Value Id AutoPlaceStartX 100
- 以下の例では、update alarm コマンドを使用して、アラームのトラブルシュータの割り当てを更新します。$ update alarm aid=928 assign=0xa600722 update: successful
- 以下の例では、update alarm コマンドを使用して、アラーム ステータスを更新します。-r オプションを使用して、既存のステータスに上書きします。$ update alarm -r aid=928 status='Working on it' update: successful
- 以下の例では、update alarm コマンドを使用して、アラームのトラブル チケット ID を更新します。-r オプションを使用して、トラブル チケット ID の既存の値を上書きします。$ update alarm -r aid=928 ticket='Ax1009' update: successful
- 以下の例では、update alarm コマンドを使用して、トラブル チケット ID の既存の値をクリアします。$ update alarm aid=928 ticket= update: successful
- 以下の例では、update alarm コマンドを使用して、アラームを確認します。$ update alarm aid=928 ack=TRUE update: successful
- 以下の例では、update コマンドを使用して、User_Community_String の更新を制限します。$ update mh=0x9a000ff attr=0x1007a,val=AA,11 update: successful
- 以下の例では、update action コマンドを使用して、Cisco ルータを再設定します。$ update action=reconfig mh=0xc600030 update action: successful $ update action=activate watch=0xffff0001 mh=0xc600015 Watch_Id MHandle Watch_Status 0xffff0001 0xc600015 INITIAL $ update action=0x480004 watch=0xffff0001 mh=0xc600015 Watch_Id MHandle Watch_Status 0xffff0001 0xc600015 INACTIVE