SANM 対応のスクリプト パラメータ

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SetScript、UpdateScript、ClearScript の各スクリプトでは、SANM がインストールされているコンピュータで実行するときに、追加のパラメータを指定できます。
以下のリストでは、SANM 対応のスクリプト パラメータについて説明します。
  • FlashGreen
    ClearScript 通知には表示されますが、SetScript 通知や UpdateScript 通知には表示されません。
    有効にすると、クリアしたアラームに
    フラッシュ グリーン
    の状態が表示されます。モデルのフラッシュ グリーン オプションは有効であり、.alarmrc リソース ファイル内の GET_FLASH_GREEN パラメータは True に設定されています。SetScript 通知と UpdateScript 通知にこのフィールドが表示されなくても、パラメータはこれらのスクリプトに渡されますが、無効であり、デフォルト値が False になります。
  • Location
    アラームが設定、更新、またはクリアされるネットワーク エレメントが含まれる場所モデルを識別します。エレメントは、OneClick ワールド トポロジ ビューでモデリングされる必要があります。場所モデルのコロン区切りの階層リストで、問題のあるネットワーク エレメントのモデルが含まれている場所モデルを検索できます。たとえば、米国北東部地域にあるボストン ビル 1 階の 222 号室に含まれているモデルのアラームは以下のようになります。
    USA:Northeast:BostonBldg:FirstFloor:Room222
  • AlarmAge
    SANM がそのポリシーに関連付けられている AlarmNotifier インスタンスからのアラームを保持する時間の長さを指定します。AlarmAge は SANM ポリシーのフィルタで設定されます。経過時間の異なる複数のフィルタをアラームに適用しなければならない場合、SANM は最短でゼロ以外のアラーム経過時間間隔を使用します。
  • NotificationData
    そのポリシーに関連付けられている AlarmNotifier インスタンスに SANM が渡す通知データ エントリ(人名)を一覧表示します。このエントリは SANM ポリシーのフィルタで指定されます。AlarmNotifier スクリプトは、通知データ エントリ内の人物に電子メール通知を開始するように設定できます。
  • ProbableCause
    アラームと関連付けられている想定される原因テキストです。
  • EventMessage
    アラームと関連付けられているイベントに関するメッセージです。関連付けられているイベントが CA Spectrum アラームにない場合、またはイベントにはアラーム情報が含まれない場合、このフィールドはブランクです。
電子メール通知
AlarmNotifier スクリプトを使用して電子メール通知を送信する場合は、スクリプトに VARFORMAIL パラメータの値を設定します。このパラメータでは、電子メール メッセージの送信先を指定します。
SANM 対応の AlarmNotifier を使用している場合は、NotificationData パラメータを使用して、VARFORMAIL に値を設定します。VARFORMAIL の値として NotificationData を使用した場合、スクリプトを起動する AlarmNotifier のインスタンスと関連付けられている SANM ポリシーの NotificationData パラメータで指定されている宛先に電子メールが送信されます。たとえば、[通知データ]エントリが「John: Mary or Sue: Lynn, Jeff」としてフォーマットされている場合、AlarmNotifier はコロンを AND 演算子として解釈し、OR 演算子については処理しないので、電子メールは John、Mary、Lynn、および Jeff には送信されますが、Sue には送信されません。
VARFORMAIL パラメータにその他に指定できる値は、RepairPerson または Both です。RepairPerson オプションは、AlarmNotifier が SANM で実行されていないときに AlarmNotifier で使用できる唯一のオプションです。Both オプションの場合は、指定の RepairPerson へと NotificationData パラメータによって指定されるユーザへ電子メール通知が送信されます。
注:
電子メール通知を送信するように AlarmNotifier スクリプトを設定する方法の詳細については、「AlarmNotifier」を参照してください。
サードパーティ アプリケーション
SetScript、ClearScript、または UpdateScript をカスタマイズまたは置換することによって、サードパーティ アプリケーションとの統合を実現できます。独自のスクリプトまたは実行可能ファイルを作成するには、CA Spectrum から受信側のスクリプトまたは実行可能ファイルに渡される引数を理解する必要があります。スクリプトや実行可能ファイルは、CA Spectrum が渡すすべての引数を正しい順序で受信する必要があります。
注:
アラームを備えるモデルの CA Spectrum 属性は、AlarmNotifier に渡すことができ、スクリプトで使用できます。詳細については、「AlarmNotifier」を参照してください。
以下の表に、USE_NEW_INTERFACE.alarmrc パラメータが TRUE に設定されている場合に各スクリプトに渡される各引数の引数番号、名前、および形式を示します。
引数
名前
形式
1
日付
mm/dd/yy
2
時間
hh:mm:ss
3
モデル タイプ
テキスト
4
モデル名
テキスト
5
アラーム ID
整数
6
重大度
テキスト
7
Cause
テキスト
8
Repair Screen
テキスト
9
サーバ
テキスト
10
ランドスケープ
16 進数
11
モデル ハンドル
16 進数
12
モデル タイプ ハンドル
16 進数
13
IP アドレス
xxx.xxx.xxx.xxx
14
セキュリティ文字列
テキスト
15
Alarm State
テキスト
16
確認済み
テキスト
17
Clearable
テキスト
18
Flash_Green
テキスト
19
Location
テキスト
20
Age
整数
21
Notifdata
テキスト
以下の表に、USE_NEW_INTERFACE.alarmrc パラメータが FALSE に設定されている場合に各スクリプトに渡される各引数の引数番号、名前、および形式を示します。
引数
名前
形式
1
日付
mm/dd/yy
2
時間
hh:mm:ss
3
モデル タイプ
テキスト
4
モデル名
テキスト
5
アラーム ID
整数
6
重大度
テキスト
7
Cause
テキスト
8
Repair Screen
テキスト
9
Status
テキスト
10
サーバ
テキスト
11
ランドスケープ
16 進数
12
モデル ハンドル
16 進数
13
モデル タイプ ハンドル
16 進数
14
IP アドレス
xxx.xxx.xxx.xxx
15
セキュリティ文字列
テキスト
16
Alarm State
テキスト
17
確認済み
テキスト
18
Clearable
テキスト
19
Flash_Green
テキスト
20
PCause
テキスト
21
Location
テキスト
22
Age
整数
23
Notifdata
テキスト
24
EventMsg
テキスト
USE_NEW_INTERFACE が TRUE に設定されている場合、Status、PCause、EventMsg の各引数は環境変数として送信されます。そのため、引数の順序が影響を受けます。USE_NEW_INTERFACE が FALSE に設定されている場合は、スクリプトで以下の構文を使用して、PCause および EventMsg 引数から変数にデータを読み込みます。
<variablename>=`echo "$2" | tr '\350' '\012' | tr '\351' '"'`
新しい行の追加データやその他の特殊文字をスクリプトが解析するときの問題を回避するために、この構文は必要です。
注:
USE_NEW_INTERFACE.alarmrc パラメータの詳細については、「AlarmNotifier」を参照してください。