プロセス デーモンによる AlarmNotifier の起動

内容
casp1032jp
内容
processd (CA Spectrum プロセス管理デーモン)を使用して、AlarmNotifier プロセスの起動を自動化できます。
processd は自動的に CA Spectrum のインストール中に起動し、また、システムが再起動するたびに起動します。processd は起動後、自動的に他のプロセスを起動して管理します。
processd で AlarmNotifier アプリケーションを起動して追跡できるようにするには、インストール チケット ファイルを作成します。
注: 
AlarmNotifier.idb はデフォルトで付属しています。そのため、ゼロからファイルを作成する必要はありません。AUTOBOOTSTART は Y に変更できます。
以下の手順に従います。
  1. テキスト エディタを使用して、以下の内容でファイルを作成します。
    # Processd Install Ticket for Alarm Notifier PARTNAME;ALARMNOTIFIER; APPNAME;Alarm Notifier; WORKPATH;$SPECROOT/Notifier; LOGNAMEPATH;$WORKPATH/ALARMNOTIFY.OUT; ADMINPRIVS;y; AUTORESTART;y; AUTOBOOTSTART;y; #STATEBASED;N; NUMPROCS;1; RETRYTIMEOUT;6000; TICKETUSER;<USERNAME>; RETRYMAX;20; STARTPRIORITY;30; #ENV;<var>=<value>; ARGV;$WORKPATH/AlarmNotifier<CSEXE>; //
  2. このファイルを AlarmNotifier.idb という名前にして、以下のディレクトリに保存します。
    <$SPECROOT>/lib/SDPM/partslist
    LOGNAMEPATH パラメータは、AlarmNotifier アプリケーションのログ ファイルの名前とパスを指定します。
    AlarmNotifier が起動するたびに、新しいログ ファイルが生成され、以前のログ ファイルのバックアップが作成されます。ただし、SpectroSERVER は最新の 2 つの AlarmNotifier ログ ファイルのみを格納します。AlarmNotifier のログ ファイル出力をすべて保管するには、ログ ファイル出力を個別のファイルに保存するスクリプトを作成します。
    TICKETUSER パラメータの値 <USERNAME> は、有効な CA Spectrum ユーザ モデルのユーザ名である必要があります。
    AlarmNotifier が起動する前に、SpectroSERVER を実行する必要があります。そのため、STARTPRIORITY パラメータを 30 に設定できます。これは、AlarmNotifier が SpectroSERVER に依存することを示します。詳細については、「分散 SpectroSERVER 管理」を参照してください。
複数の AlarmNotifier の実行
CA Spectrum processd の起動時に、異なる通知ポリシーが設定された複数の AlarmNotifier を起動できます。このような AlarmNotifier に必要なインストール チケット ファイルを作成することで、このセットアップを有効にできます。複数の AlarmNotifier を実行するには、以下のタスクを実行します。
  • 複数の AlarmNotifier に必要なインストール チケット ファイルを作成するか、デフォルトの ALARMNOTIFIER.idb ファイルのコピーを作成してファイルの名前を適宜変更します。詳細については、「プロセス デーモンによる AlarmNotifier の起動」を参照してください。
  • インストール チケット ファイルが作成されたら、インストール チケット ファイルの値を変更し、適切な通知ポリシーを使用して AlarmNotifier を起動できます。以下の値を指定できます。
    • APPNAME
      通知ポリシーを実装するために作成されるアプリケーションの名前を指定します。詳細については、「SANM (SPECTRUM Alarm Notification Manager)」を参照してください。
    • AUTOBOOTSTART
      processd の起動時に、プロセスを起動するようプロセス デーモンに通知します。値を Y に設定します。
    • WORKPATH
      アプリケーションが作成される作業パスを指定します。
    • LOGNAMEPATH
      AlarmNotifier アプリケーションのログ ファイルの名前およびパスを指定します。
      注:
      LOGNAMEPATH は、各インスタンスに固有のものにする必要があります。
    • ARGV
      次の値を指定します。
      $SPECROOT/Notifier/AlarmNotifier<CSEXE> -r alarmrc -n <name of the application that you specified for APPNAME>
注:
別のインスタンスとして実行するために AlarmNotifier 実行可能ファイルを別のディレクトリにコピーする場合は、WORKPATH、LOGNAMEPATH、および ARGV をそれに応じてカスタマイズします。