CA Spectrum 属性をスクリプトに渡す
内容
casp1032jp
内容
モデルの属性をアラームと共に AlarmNotifier に渡すことができます。モデル属性は SetScript、ClearScript、または UpdateScript でパラメータとして使用できます。属性を渡すには、.alarmrc のパラメータ EXTRA_ATTRS_AS_ENVVARS または EXTRA_ATTRS_AS_ARGS を使用します。これらのパラメータを有効にするには、.alarmrc の USE_NEW_INTERFACE パラメータを TRUE に設定します。
EXTRA_ATTRS_AS_ENVVARS は環境変数として属性を AlarmNotifier に渡します。EXTRA_ATTRS_AS_ARGS はコマンドライン引数として属性を渡します。ほとんどの属性については、これらのメカニズムのいずれかを使用できます。ただし、追加データを解析するスクリプトで、新しい行または特殊文字が問題を引き起こす場合は、EXTRA_ATTRS_AS_ENVVARS が必要です。USE_NEW_INTERFACE=TRUE の場合、環境変数メカニズムを使用して、$STATUS、$EVENTMSG、および $PCAUSE を渡すことによってこの問題を回避します。
.alarmrc ファイルで、渡す CA Spectrum 属性 ID と等しい適切なパラメータを設定します。属性 ID は、16 進表記または 10 進表記のいずれかで参照できます。
EXTRA_ATTRS_AS_ENVVARS を使用して、環境変数として属性を渡す場合、以下の構文を使用して、スクリプト内でこの変数を参照します。
$SANM_<attribute_ID>
- <attribute_ID>参照している属性の属性 ID を指定します。.alarmrc ファイル内で 16 進表記を使用してこの属性を呼び出している場合、スクリプトでも 16 進表記を使用する必要があります。.alarmrc ファイル内で 10 進表記を使用してこの属性を呼び出している場合、スクリプトでは 10 進表記を使用します。
Windows は、自動的に環境変数を大文字に設定します。そのため、これらの変数を参照するときには、$SANM_0X100C5 など大文字形式を使用します。
EXTRA_ATTRS_AS_ARGS を使用して引数として属性を渡す場合、スクリプト内で変数に値を代入することによって、スクリプトでこの変数を参照できます。
<variable>=$<x>
- <variable>属性の値を保持する変数を指定します。
- <x>渡した引数の順序と数に応じて、適切な変数番号を指定します。
例
以下の例では、.alarmrc ファイルで、AlarmNotifier に渡される 4 つのサンプル CA Spectrum 属性を示します。その後、属性はスクリプトで参照されます。
.alarmrc ファイルでの参照
USE_NEW_INTERFACE=TRUE EXTRA_ATTRS_AS_ENVVARS=0x100c5,0x11f84 EXTRA_ATTRS_AS_ARGS=0x110df,0x117dc
スクリプトでの参照
#These lines read 0x110df and 0x117dc into the variables MAC_ADDRESS #and FIRMWARE_VERSION respectively. shift 9 MAC_ADDRESS=$1 FIRMWARE_VERSION=$2 #These lines print out the value of each attribute. echo "The value of attribute 0x100c5 is: " $SANM_0x100c5 echo "The value of attribute 0x11f84 is: " $SANM_0x11f84 echo "The value of attribute 0x110df is: " $MAC_ADDRESS echo "The value of attribute 0x117dc is: " $FIRMWARE_VERSION #These lines print out the value of each attribute.(Windows Platform) #references to environmental variables are in uppercase echo "The value of attribute 0x100c5 is: " $SANM_0X100C5 echo "The value of attribute 0x11f84 is: " $SANM_0X11F84 echo "The value of attribute 0x110df is: " $MAC_ADDRESS echo "The value of attribute 0x117dc is: " $FIRMWARE_VERSION
グローバル アラーム属性
ここでは、CA Spectrum グローバル アラーム属性および対応する属性 ID を一覧表示します。メソッドを使用してこれらの属性を AlarmNotifier に渡す方法については、「CA Spectrum 属性をスクリプトに渡す」を参照してください。
- 確認済み0x11f4d
- Alarm_Source0x11fc4
- Alarm_Status0x11f4f
- Cause_Code0x11f50
- Cleared_By_User_Name0x11f51
- Creation_Date0x11f4e
- ImpactScope0x1290e
- ImpactSeverity0x1290d
- Last_Occurrence_Date0x1321a
- 発生0x11fc5
- Originating_Event0x1296e
- Persistent0x12942
- Primary_Alarm0x11f54
- 重大度0x11f55
- Trouble_Shooter_Email0x12a6c
- Trouble_Shooter_mh0x11fc6
- Trouble_Ticket_ID0x12022
- TroubleShooter0x11f57
- User_Clearable0x11f9b
- Customer_Impact0x12bf6
- Service_Impact0x12bf7注:Service_Impact は、必ずしもサービスの現在のヘルスを反映するとは限りません。Service_Impact は、デバイス アラームが生成された時点でのサービスのヘルス状態を表します。サービスのヘルスのみが変化しても、Service_Impact は影響を受けません。