アラームを生成しないイベントのサービス影響度
場合によっては、リソースに関するアラームを生成しないイベントが、リソース モデルで発生する状況に遭遇することがあります。ただし、これは、サービスによって監視されている機能に論理的に影響を与えます。主にネットワーク インフラストラクチャ管理に焦点を当てて展開する場合、CA Spectrum が生成するイベントまたは CA Spectrum に渡されるイベントの多くは、通常アラームを生成しません。これは、イベントが一般的すぎるか、重要でないためです。つまり、このようなイベントが無視される状況もあれば、特定のサービスに対して考慮される可能性がある状況もあるということです。一部の状況では、リソース モデルの「状態」に影響を与えるイベントを、新しいアラームにマッピングすることが適切な場合があります。アラーム設定が特定タイプのすべてのモデルに影響を与える場合、イベントが少数のモデルに対してのみ重要という条件は優れたプラクティスでないことがあります。
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場合によっては、リソースに関するアラームを生成しないイベントが、リソース モデルで発生する状況に遭遇することがあります。ただし、これは、サービスによって監視されている機能に論理的に影響を与えます。主にネットワーク インフラストラクチャ管理に焦点を当てて展開する場合、CA Spectrum が生成するイベントまたは CA Spectrum に渡されるイベントの多くは、通常アラームを生成しません。これは、イベントが一般的すぎるか、重要でないためです。つまり、このようなイベントが無視される状況もあれば、特定のサービスに対して考慮される可能性がある状況もあるということです。一部の状況では、リソース モデルの「状態」に影響を与えるイベントを、新しいアラームにマッピングすることが適切な場合があります。アラーム設定が特定タイプのすべてのモデルに影響を与える場合、イベントが少数のモデルに対してのみ重要という条件は優れたプラクティスでないことがあります。
イベントがサービスに影響を与える状況が発生しても、アラームが生成されない場合、サービス リソースを表すため、相関ドメインの作成を検討することができます。サービスが自分のリソースの属性を監視することでサービスのヘルスを特定できるのと同じように、相関ドメインはリソースに関して発生するイベントを監視することで、自分の条件を決定できます。
アラームを生成しないイベントをサポートするには、イベントの「相関状態」を作成します。論理セット用のイベント コードと対応する論理クリア用のイベント コードを指定することで、このタスクを実行できます。
このセクションで前述したデーベース サービスに再アクセスします。たとえば、このデータベース サービスは 2 つのホスト モデルで構成されています。1 日のうちのある時刻に、各データベース サーバはデータのアーカイブ プロセスを自動的に開始します。アーカイブ プロセスが開始された場合に、CA Spectrum ホスト モデル上でイベントを生成し、アーカイブ プロセスの終了時に別のイベントを生成できるデータベース管理ツールに CA Spectrum が統合されているとします。この動作はサーバにとって通常であるため、アラームは生成されません。しかし、アーカイブ プロセス中、サーバがリスクエストに対して迅速に対応しない場合があります。
一般的に、アーカイブ プロセスはデータベース サービス全体に影響を与えません。ただし、両方のデータベース サーバがデータを同時にアーカイブしていた場合、サービスは「やや低下」になります。データベース サーバの 1 つがダウンしていて、他方がデータをアーカイブしている場合、サービスは「低下」になります。
この動作をキャプチャするために、「相関状態」および 1 組の「相関ルール」を作成できます。
「相関状態」は、セット イベント コードとクリア イベント コードから構成され、これはアーカイブ プロセスの開始と終了に対応します。
「サービス影響度わずかに低下」または「サービス影響度低下」のいずれかの[次の原因で示唆される]を指定する、新しい 2 つの相関ルールを作成できます。Service Manager は、このようなただちに使用できる条件を、[サービス影響度]のダウン条件に追加します。以下の相関ルールを検討します。
- DB Archiving Exists AND Device Contact Lost Exists Implied Cause Service Impact Degraded
- DB Archiving Count = 2 Implied Cause Service Impact Slightly Degraded
両方のルールは、相関ドメインを根本原因ターゲットとして指定します。新しいルールを組み合わせて、「Data Archival Policy」という名前の新しい相関ポリシーを作成できます。「Data Archival Policy」を使用して、相関ドメインを作成し、両方のデータベース サーバをリソースとして指定できます。
最後にデータベース サービスを拡張するため、新しいリソース モニタ(Data Archival RM)を作成し、相関ドメインの「状態」を監視することができます。
この方法の使用することで、アラームを作成しないイベントのサービス影響度を表示できます。