MSCS 用の Cluster Manager のセットアップ方法
内容
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内容
以下の図は、
CA Spectrum
管理者にとって必要な、MSCS クラスタを監視するために Cluster Manager をセットアップする手順を示しています。
以下の手順に従います。
CA Spectrum
のインストールCluster Manager はすべての CA Spectrum 抽出キーに含まれています。
CA Spectrum
をインストールするとき、Cluster Manager コンポーネントが自動的にインストールされます。以下の手順に従います。
- CA Spectrumr9.2.3 以降をインストールします。重要:Cluster Manager が管理するホストにSpectroSERVERをインストールしないでください。注:具体的なインストール手順については、「新規インストール」を参照してください。
SystemEDGE エージェントおよび MSCS AIM のインストール
CA Spectrum
がインストールされた後、プロキシ マネージャをインストールして設定します。MSCS の場合、プロキシ マネージャは MSCS AIM です。MSCS AIM は特殊な SystemEDGE AIM で、独自のホスト上にあります。このホストは Microsoft Cluster Manager と呼ばれます。
MSCS AIM を設定するとき、管理する MSCS クラスタを手動で指定します。実装は複数の MSCS AIM から構成できますが、単一の MSCS AIM のみで各クラスタを管理します。
以下の手順に従います。
- SystemEDGE エージェントをインストールし、CA Spectrumがインストールされている以外のホストで MSCS AIM をロードして設定します。以下の要件に注意してください。
- 単一の AIM のみを特定の SystemEDGE ホストにインストールします。
- Cluster Manager が管理するノードに SystemEDGE エージェントおよび MSCS AIM をインストールしないでください。
- 単一の MSCS AIM のみを持つ各クラスタおよびクラスタ ノードを登録します。
注:詳細については、「CA Virtual Assurance for Infrastructure Managers」の「CA Virtual Assurance for Infrastructure Managers のインストールとリリース ノート」を参照してください。MSCS AIM が正常にインストールされ、設定された後、その管理対象コンポーネントのデータを収集し始めます。この情報は MIB で利用可能になります。これで、CA Spectrum内の MSCS 環境を検出し、モデリングできるようになります。
MSCS 環境の検出およびモデリング
必要なコンポーネントをインストールした後、Cluster Manager が管理する MSCS 環境で任意のエンティティを検出し、モデリングします。
以下の手順に従います。
- (オプション)必要な場合、SystemEDGE モデルをアップグレードします。注:MSCS AIM をエージェントにインストールする前に、SystemEDGE ホストがCA Spectrumでモデリングされている場合にのみ、この手順は必要です。
Microsoft Cluster Manager および接続デバイスのモデリングのための
CA Spectrum
ディスカバリの実行SystemEDGE エージェントおよび MSCS AIM がセットアップされた後、Microsoft Cluster Manager と
CA Spectrum
内の任意の接続デバイスをモデリングします。以下のアクションを実行するために、標準的な CA Spectrum
ディスカバリを使用できます。- Microsoft Cluster Manager (読み取り/書き込みコミュニティ文字列でモデリングする必要がある)をモデリングします。
- クラスタ モデルからの接続を後で確立できるように、MSCS 環境の必要なアップストリームのルータおよびスイッチをモデリングします。
重要:
クラスタ ノードを含めないでください。クラスタ、クラスタ ノード、リソース グループ、およびリソースは、AIM からの情報を使用して自動的に検出され、モデリングされます。注:
ディスカバリを実行する方法の詳細については、「IT インフラストラクチャのモデリングと管理」を参照してください。非標準のポート上で実行される、すべての SNMP エージェント用の正しいコミュニティ文字列、IP アドレス、およびポート番号を収集します。ディスカバリ パラメータを設定するときに以下のガイドラインに注意します。
- すべての Microsoft Cluster Manager の IP アドレスおよび相互接続しているスイッチおよびルータが含まれます。
- 読み取り/書き込みコミュニティ文字列を持った Microsoft Cluster Manager をモデリングします。このディスカバリ内の Microsoft Cluster Manager をモデリングしている場合は、そのコミュニティ文字列を SNMP 情報の順序リストに適切に配置します。または、ディスカバリの後に、Microsoft Cluster Manager のコミュニティ文字列をその読み取り/書き込み値に変更できます。
- Ping 可能の ARP テーブル オプションを使用した接続マッピング中に、Ping 可能な MAC アドレスを決定します。注:このオプションを使用すると、[接続の検出]で実行にかかる時間が長くなる場合があります。
- [詳細オプション]を使用して、任意の非標準の SNMP ポートを追加します。
ディスカバリは、以下のエンティティのモデルを作成し、
CA Spectrum
内のネットワーク トポロジにそれらを追加します。- Microsoft Cluster Manager。注:ディスカバリ プロセスで、このモデルに読み取り/書き込みコミュニティ文字列を割り当てなかった場合は、この設定を手動で更新します。[CA Spectrum モデリング情報]サブビューをモデルに使用します。
- MSCS クラスタ ノードをネットワークに接続する、アップストリームのスイッチおよびルータ。
ディスカバリが完了しており、これらのモデルが
CA Spectrum
に存在するとき、Cluster Manager ディスカバリが開始されます。注:
標準の CA Spectrum
ディスカバリを使用する代わりに、IP アドレスまたはホスト名によって Microsoft Cluster Manager を手動でモデリングできます。その場合は、アップストリームのデバイスを最初にモデリングします(Microsoft Cluster Manager のモデリングにより、Cluster Manager ディスカバリが自動的にトリガされるため)。適切な順序でモデリングを行うと、クラスタ ノードとネットワークの残りの部分の間のトポロジ内の接続を正しく作成できます。詳細については、「IT インフラストラクチャのモデリングと管理」を参照してください。SystemEDGE ホスト モデルのアップグレード(必要な場合)
エージェントに MSCS AIM をロードする前に SystemEDGE ホスト モデルが作成された場合、既存のモデルは Cluster Manager と互換性がありません。Cluster Manager が SystemEDGE 内の MSCS AIM 機能にアクセスできるように、SystemEDGE ホスト(Host_systemEDGE)モデルをアップグレードします。
SystemEDGE ホスト モデルをアップグレードするには、モデルを右クリックし、[再設定]、[モデルの再設定]を選択します。
SystemEDGE ホスト モデルは MSCS AIM をサポートするようにアップグレードされます。
注:
また、CLI を使用して、SystemEDGE エージェントにモデルの再設定アクションを送信できます。SystemEDGE エージェントにモデルの再設定アクションを送信する方法については、「IT インフラストラクチャのモデリングと管理」を参照してください。Cluster Manager ディスカバリ
Cluster Manager ディスカバリは、クラスタ コンポーネントの
CA Spectrum
内の自動検出およびモデリング プロセスです。Microsoft Cluster Manager は、このプロセスを開始します。CA Spectrum
と MSCS AIM の間の通信が確立されると、Cluster Manager は、MSCS AIM から MSCS 環境に関する情報を収集します。クラスタ ノードのリストは、モデリングのために自動ディスカバリに渡されます。クラスタ ノード モデルについては、SNMP エージェントがホストに存在する場合、SNMP 管理されたモデルが作成されます。そうでない場合、ICMP(Ping 可能)モデルが作成されます。新しいクラスタ関連のモデルがエクスプローラ ビュー内の Cluster Manager 階層に表示され、トポロジ ビュー内の新しいクラスタ コンテナに入れられます。任意のアップストリーム デバイスへの接続が確立されます。
注:
クラスタ ノードが、Cluster Manager ディスカバリよりも前に、CA Spectrum
によって管理されるネットワーク内にすでにモデリングされている場合、クラスタ ノードが再度モデリングされることはありません。ただし、モデルはクラスタ コンテナ トポロジに含まれます。最初のモデリングの後、Cluster Manager ディスカバリは、Microsoft Cluster Manager モデルのポーリング サイクルに基づいた頻度で、自動的に実行されます。後続の Cluster Manager ディスカバリ中に、
CA Spectrum
内のモデリングは、クラスタ環境内の変更に伴い更新されます。