SNMP および vCenter ディスカバリの後に作成された重複モデル
問題の状況:
casp1032jp
問題の状況:
仮想ネットワークで標準
CA Spectrum
ディスカバリを実行し、Virtual Host Manager に vCenter ディスカバリを実行させた後、一部の仮想マシンに Duplicate Models アラームが生成されます。いずれのモデルを削除するべきですか。また、再発防止の方法は何ですか。解決方法:
仮想環境をモデリングするとき、仮想マシンに VMware ツールと SNMP エージェントのいずれもインストールされていなければ、重複モデルが作成される可能性があります。重複モデルは次のように作成されます。
- 仮想マシンに SNMP エージェントがインストールされていないため、CA Spectrumディスカバリでは Ping 可能モデル タイプを使用して仮想マシンをモデリングします。このモデルには IP アドレスが含まれるが、MAC アドレスが含まれません。デバイスの MAC アドレスを通常ルックアップするアップストリームのルータがまだモデリングされていません。そのため、仮想マシンの MAC アドレスを解決できません。
- Virtual Host Manager は、vCenter ディスカバリを実行し、同じ仮想マシンを検索します。仮想マシンに VMware ツールがインストールされていないため、ディスカバリは MAC アドレスを識別できるが、IP アドレスを決定できません。そのため、vCenter ディスカバリはステップ 1 で作成された既存モデルとしてそれを認識しません。そのため、仮想マシンに別 2 つ目のモデルを作成します。このモデルには MAC アドレスが含まれるが、IP アドレスが含まれません。
- CA Spectrumが IP アドレスのないモデルを検索するとき、モデル名を使用して OS コールを実行し、IP アドレスを取得します。vCenter の仮想マシン名が OS から返された名前に一致する場合、OS は仮想マシン デバイスの IP アドレスをCA Spectrumに渡します。CA Spectrumは、vCenter ディスカバリで作成されたモデルに IP アドレスを設定します。このモデルには、MAC アドレスと IP アドレスの両方が含まれるようになります。
- 両方の IP アドレスが同じであるため、Duplicate Models アラームは各モデルに対してトリガされます。
この問題を修正するには、
CA Spectrum
ディスカバリ(すなわち、IP アドレスのみが含まれるモデル)によって作成された仮想マシン デバイス モデルを削除します。IP と MAC アドレスの両方が含まれるモデルは維持します
。適切に削除しないと、同じ問題が次の vCenter ポーリング サイクルで繰り返されます。この削除が Virtual Host Manager 階層に影響を与える場合、vCenter サーバ ホストのポーリング サイクルを 1 つ遅らせます。そうすれば、モデリングが復旧されます。CA Spectrum
ディスカバリを使用して仮想環境をモデリングするときにこの問題を回避するには、VMware ツールのないすべての仮想マシンのアップストリーム ルータが次の条件のいずれかを満たすことを確認します。- ルータが SNMP 対応のモデル タイプですでにモデリングされています
- ルータが適切な SNMP 認証情報とともにディスカバリ範囲に含まれています
アップストリーム ルータを含めると、
CA Spectrum
は、SNMP エージェントがない各ホストに属する物理アドレスの解決を試行します。IP アドレスにより VMware vCenter サーバをモデリングすることで仮想環境をモデリングし、ディスカバリが IP アドレスのないモデルを作成する場合、
CA Spectrum
ディスカバリを実行する前に手動でそれらのデバイスの IP を指定する必要があります。