プロキシ管理が失われた場合の障害分離の仕組み

仮想ネットワークの作成に使われる VMware vCenter アプリケーションは、sp に固有の管理チャンスを提供します。sp は、標準的な方法を使用して仮想デバイスに直接接続できます。また sp は同時に、vCenter から仮想デバイスの情報を収集できます。この意味で、vCenter は「プロキシ(代理)」であり、このプロキシから sp は仮想デバイス情報を収集します。sp はデバイスとの直接の接続を失うと、アラームを生成します。同様に、vCenter が仮想デバイスとの接続を失うか、Virtual Host Manager が vCenter アプリケーションとの接続を失うと、Virtual Host Manager はプロキシ管理ロスト アラームを生成します。
casp1032jp
仮想ネットワークの作成に使われる VMware vCenter アプリケーションは、
CA Spectrum
 に固有の管理チャンスを提供します。
CA Spectrum
 は、標準的な方法を使用して仮想デバイスに直接接続できます。また 
CA Spectrum
は同時に、vCenter から仮想デバイスの情報を収集できます。この意味で、vCenter は「プロキシ(代理)」であり、このプロキシから
CA Spectrum
 は仮想デバイス情報を収集します。
CA Spectrum
 はデバイスとの直接の接続を失うと、アラームを生成します。同様に、vCenter が仮想デバイスとの接続を失うか、Virtual Host Manager が vCenter アプリケーションとの接続を失うと、Virtual Host Manager はプロキシ管理ロスト アラームを生成します。
これを受けて、
CA Spectrum
 は、プロキシ管理障害の原因を特定しようとします。プロキシ障害分離は、標準的な 
CA Spectrum
 障害分離に似ていますが、これらのアラートにより、仮想デバイスの
プロキシ
管理が影響を受けているということが警告される点が異なっています。プロキシ管理の障害分離は、仮想デバイスが稼働中かダウンしているかを通知することはできません。ただし、デバイスに関する重要な仮想情報が失われる可能性があるため、プロキシを介した接続がいつ切断されたかを知ることが重要です。
Virtual Host Manager が根本原因を検出するために使用するプロキシ障害分離のタイプは、どのデバイスがアラームを出しているか、およびデバイスが生成するイベントのタイプによって異なります。以下のシナリオでは、2 つの固有のプロキシ障害管理状況、および Virtual Host Manager が仮想ネットワークにおけるネットワークのエラーをどのように分離するかを説明します。
シナリオ 1: vCenter と ESX の間の接続が失われた
vCenter が管理している ESX ホストのいずれかとの接続を失った場合、その ESX に関する vCenter データとホストされているすべての仮想デバイスが失われます。問題を分離するために、Virtual Host Manager は以下のように根本原因を確定します。
  1. 「プロキシの管理ロス」アラームが ESX ホスト、ESX サービス コンソール、ホストされているすべての仮想マシン、その ESX で定義されているリソース プールが生成されます。
  2. 仮想マシン アラームが ESX の「プロキシの管理ロス」アラームに相互に関連付けられ、ESX アラームの兆候となります。兆候としてこれらのアラームが相互に関連付けられたことは、ESX アラームが根本原因であることを示します。
  3. また
    CA Spectrum
     が ESX ホストとの接続を失い、Physical Host Down アラームが生成された場合、ESX に対して生成されたプロキシ管理ロスト アラームは、Physical Host Down アラームに関連付けられます。この場合、プロキシの管理ロス アラームは物理ホスト ダウン アラームの兆候になります。兆候としてこのアラームが相互に関連付けられたことは、ESX ホストの物理ホスト ダウン アラームが根本原因であることを示します。
シナリオ 2: 
CA Spectrum
と vCenter 間の接続が切断された
CA Spectrum
 が vCenter モデルとの接続を失うと、
CA Spectrum
は vCenter サーバが管理するすべての仮想モデルに関する vCenter データを失います。問題を分離するために、Virtual Host Manager は以下のように根本原因を確定します。
  1. CA Spectrum
    は、仮想マシン、ESX ホスト、ESX サービス コンソール、データ センター、リソース プール、およびクラスタを含め、vCenter サーバが管理するすべての仮想モデルに対してプロキシ管理ロスト アラームを生成します。
    CA Spectrum
     は、vCenter サーバ モデルに対して Proxy Unavailable アラームも別途生成します。
  2. 仮想マシン アラームはそれらの対応する ESX モデル アラームに相互に関連付けられます。
  3. ESX、データセンター、リソース プール、クラスタ アラームは vCenter モデルのプロキシ使用不可アラームに相互に関連付けられます。
  4. vCenter アラームは、次の状況で作成されたアラームなど、標準
    CA Spectrum
     障害管理によって生成された別のアラームに相互に関連付けられます。
    • vCenter の管理ロス(すなわち、リモート SystemEDGE エージェントで発生した問題)
    • マシン接続が失われた
    • vCenter が保守モードである