インポートでは、インポートの統合プロセス中に、サードパーティ データベースからデータを受け取り、入力ファイルを作成します。この入力ファイルは、コンテンツに応じて、XML ファイルまたはカンマ区切りの ASCII ファイルになります。XML 入力ファイルには最も広い範囲のインポート オプションがあるので、このセクションで重点的に説明します。カンマ区切りのファイルでは、フレーム リレーと ATM 回路用の接続を作成できます。

XML 入力ファイルを作成するときは、提供された文書型定義（DTD）ファイルおよび .modelinggatewayresource.xml ファイルを操作します。DTD は XML エレメント、属性、およびそれらの関連する構文ルールを定義します。.modelinggatewayresource.xml ファイルには、使用できる 

CA Spectrum

モデル タイプと属性が記述されています。このファイルは、

CA Spectrum

モデル タイプ名および属性名を、

CA Spectrum

がそのモデル タイプまたは属性に使用する一意の 16 進数の識別子に関連付けます。.modelinggatewayresource.xml ファイルは、特定の統合ニーズに合わせてカスタマイズできます。

最初の入力ファイルを作成すると、そのファイルは同じタイプの入力を表す複数のデータ セット用のテンプレートとして動作できます。たとえば、インポートするデバイス用の XML ファイルを作成し、デバイスに固有のトポロジ データを代入することで、このファイルを繰り返し使用できます。

modelinggateway ツールは、入力ファイルからネットワーク トポロジ情報を読み取り、

SpectroSERVER

データベースにデータを送信するコマンド ライン ユーティリティです。このインポート ツールは、XML ファイルからのデータを使用して、接続、デバイス、およびコンテナ モデルを作成、破棄、および更新できます。また、

CA Spectrum

からデータをエクスポートするためにも、このツールを使用できます。

CA Spectrum

Modeling Gateway は、各データベース インポートの安全性および正確性を検証するためのメカニズムも提供します。たとえば、行われた作成、削除、関連付け、および更新のレコードが含まれる監査証跡を維持できます。OneClick 内で、インポートに関する情報を表示できます。

CA Spectrum

は、任意のタイプの重大なエラーがインポート プロセス中に発生した場合、イベントを生成することによりエラーを報告します。すべてのエラーと考えられる原因は、エラー ログ ファイルに記録されます。また、ユーザが問題または不正確なソースを見つけるのを支援できるデバッグ ログをオンにできます。

以下の図は、データのインポートで Modeling Gateway が XML ファイルを使用する方法を示しています。データはサードパーティ データベースから流れ、構文のために DTD と .modelinggatewayresource.xml を使用して XML ファイルでフォーマットされます。次に、インポート ツールが XML ファイルを解釈し、

CA Spectrum

CORBA インターフェースを介して

CA Spectrum

へデータを送信します。

以下の図は、フレーム リレーおよび ATM 接続情報をインポートするために、Modeling Gateway がカンマ区切りの ASCII テキスト ファイルを使用する方法を示しています。

エクスポートの場合、Modeling Gateway は、

SpectroSERVER

をリソースとして使用し、トポロジと設定のデータを XML ファイルにエクスポートできます。次に、この XML ファイルをサードパーティ ツールに統合するか、別の

SpectroSERVER

に再インポートできます。たとえば、ファイルを再インポートして、

CA Spectrum

パーティションまたはランドスケープ ハンドルを変更できます。

Spectrum モデリング ゲートウェイでは、グローバル コレクションとサービスを、名前が重複していてもエラーを発生させずにエクスポートできます。モデリング ゲートウェイでは、モデル ハンドルを使用して、それらを一意に識別するようになっているからです。