CA Spectrum と CA Performance Management の統合のトラブルシューティング
内容
casp1032jp
内容
CA Spectrum のアップグレード後に、SSL 環境で CA Performance Management との統合が切断される。
問題の状況:
CA Spectrum アップグレードの後に CA Spectrum と CA PM との統合が切断されます。これは、SSL が有効になっており、CA Spectrum が
https
を使用して CA PM に接続されている場合に発生します。(Spectrum 10.2.2 および以前のバージョン)向けの解決策:
CA Spectrum
環境内の OneClick Web サーバ ホスト上で、SSL が有効になっているかどうかを確認します。有効になっている場合、「axis2.xml」ファイルの HTTPS プロトコルおよび適切なポート番号が最新のものであることを確認します。以下の手順に従います。
- 「$SPECROOT/tomcat/webapps/axis2/WEB-INF/conf」の「axis2.xml」ファイルをエディタで開きます。
- 「http」transportReceiver の後、axis2.xml 内に以下のセクションを追加します。<transportReceiver name="https" class="org.apache.axis2.transport.http.AxisServletListener"> <parameter name="port">8443</parameter> </transportReceiver>
- 注: これらの変更を有効にするには、Web サーバを再起動してください。
(Spectrum 10.2.3 向けの)解決策
「Axis2.xml」ファイルには、コメント形式で以下のセクションが含まれています。CA Spectrum のアップグレード後に、このコードのコメントを解除し、
https
を使用して CA PM と CA Spectrum を統合するポート番号を更新します。これらの変更を有効にするには Web サーバを再起動する必要があります。<transportReceiver name="https" class="org.apache.axis2.transport.http.AxisServletListener"> <parameter name="port">8443</parameter> </transportReceiver>
CA Performance 管理に Spectrum のデータをソースとして追加できない
問題の状況:
プロトコルとして
https
を選択している場合に、CA Spectrum
を CA Performance Center
のデータ ソースとして追加できません。解決方法:
CA Spectrum
環境内の OneClick Web サーバ ホスト上で、SSL が有効になっているかどうかを確認します。有効になっている場合、「axis2.xml」ファイルの HTTPS プロトコルおよび適切なポート番号が最新のものであることを確認します。以下の手順に従います。
- 「$SPECROOT/tomcat/webapps/axis2/WEB-INF/conf」の「axis2.xml」ファイルをエディタで開きます。
- axis2.xml 内で以下のセクションを探します。<transportReceiver name="http" class="org.apache.axis2.transport.http.AxisServletListener"> <parameter name="port">8080</parameter> </transportReceiver>
- このセクションを以下のように変更します。<transportReceiver name="https" class="org.apache.axis2.transport.http.AxisServletListener"> <parameter name="port">8443</parameter> </transportReceiver>
IP ドメインにデバイスを追加する際のエラー
問題の状況:
OneClick の
CA Performance Center
IP ドメインにデバイスを追加しようとしました。「以下のモデルはグローバルコレクション[ドメイン名]
に追加できません」というエラー メッセージが表示されました。さらに、モデルが存在しないというメッセージが表示されました。しかし、モデルがランドスケープに存在することを確認しました。解決方法:
このメッセージが表示されるのは、すでに既存の IP ドメインに関連付けられているデバイスを別の IP ドメインに追加しようとした場合です。このエラーが発生するのは、たとえば、グローバル コレクション ルールを使用して手動または動的にデバイスが IP ドメインに追加された場合です。エラー メッセージの「モデルが存在しません」という部分は不正確です。この問題は、
CA Spectrum
ソフトウェアの将来のバージョンで解決される予定です。CA Performance Center
の Ping 可能なデバイスにほとんどデータがない問題の状況:
同期後、
CA Spectrum
が CA Performance Center
に渡したいくつかのデバイスが、ping 可能のサブタイプを持つようにインベントリ ビューに表示されます。正しい分類は[ルータ]または[スイッチ]です。それらのデバイスは多くのパフォーマンス データをレポートする正当なデバイスです。解決方法:
ping 可能デバイス
は SNMP ポーリングを許可しないデバイスを参照します。そのため、ステータスおよび到達可能性の統計に対して ICMP ping テストを使用して接続します。CA Spectrum
から送信されるデバイスは、設定上の問題により、Ping 可能で、ステータスおよび可用性データのみを持つように見える場合があります。以下の手順を実行します。- CA Performance Centerが、デバイスから SNNP データを収集するための適切な認証情報と共に SNMP プロファイルを持っていることを確認します。詳細については、「パフォーマンス データを収集する SNMP プロファイルの追加」を参照してください。
- 正しい SNMP プロファイルがデバイスに対応するディスカバリ プロファイルで指定されていることを確認します。
- ファイアウォールの設定を確認します。SNMP およびディスカバリの設定が正しい場合、Data Collector がデバイスの SNMP データを収集できるようにするため、ネットワーク ACL またはファイアウォールの調整が必要になる場合があります。
各 Ping 可能デバイスの IP ドメインに割り当てられる Data Collector がデバイスへのネットワークへのアクセス権を持っていることを確認します。アクセスのレベルは、
CA Spectrum
のデバイスを監視する SpectroSERVER
または Secure Domain Connector のレベルと類似している必要があります。