eHealth 統合のインストールおよび設定

内容
casp1032jp
内容
このセクションでは、Spectrum のインストールおよび統合の設定に関する手順について説明します。
通信概要
Spectrum OneClick 統合サーバは Distributed eHealth コンソール上の Web サービスを利用し、
CA eHealth
内のマッピング、エレメント命名およびディスカバリ操作を実行します。エレメント命名およびディスカバリはポーリング サーバで実行する必要があります。そのため、Distributed eHealth コンソールはそれらのリクエストに応えるために適切なポーリング サーバにリクエストを転送します。応答が Distributed eHealth コンソールに返され、続いてそれが応答を OneClick サーバに転送します。OneClick サーバが Distributed eHealth システムと直接通信することはほとんどありません。
以下は、サンプルの分散環境における、
CA eHealth
CA Spectrum
の統合で利用されるサーバ間通信路の図です。
Communications overview between CA eHealth and CA Spectrum
CA Spectrum
CA eHealth
Live Health アプリケーション アラームを表示するには、SNMP トラップを
CA Spectrum
に送信する必要があります。この図は推奨されるトラップ転送設定です。すべての Distributed eHealth システムが
CA eHealth
Live Health Application トラップを MLS に送信します。MLS にはもともと多くのモデルがなく、
CA eHealth
Live Health アプリケーション トラップ処理により多くの容量が与えられます。ただし、
CA eHealth
Live Health アプリケーション トラップはユーザが選択した
SpectroSERVER
に送信できます。ターゲット モデルが同じサーバに存在しない場合、Distributed eHealth システム サーバを表す EventAdmin または Host_systemEDGE モデルで SBG_AlertForwarding 属性を[はい]に設定すると、他の
SpectroSERVER
にアラームを転送できます。
注:
ネットワークに単一のスタンドアロン
CA eHealth
システムが含まれる場合、
CA eHealth
Live Health アプリケーション トラップはスタンドアロン システムから発生します。OneClick からの Web サービス リクエストはスタンドアロン システムで終了します。複数の
CA eHealth
クラスタまたは複数のスタンドアロン
CA eHealth
システムを 
CA Spectrum
と統合することはできません。
CA eHealth
CA Spectrum
の間の通信を設定するには、以下の手順に従います。
  1. CA eHealth
    サーバを設定します。
  2. CA Spectrum
    に Distributed eHealth クラスタを監視させる場合、Distributed Web サービスを設定します。
  3. CA Spectrum
     OneClick Web サーバを設定します。
  4. (オプション)認証オプションをセットアップします。
必要な SSL シナリオおよびアクション
Secure Socket Layer (SSL)を使用し、
CA Spectrum
OneClick Web サーバまたは
CA eHealth
サーバ(または両方)を安全にする場合は、SSL 証明書のインストールを検討します。証明書をインストールしないと、SSL が有効になっている場合、多くの場面で統合操作に失敗します。SSL が使用されていない場合、SSL に関するセクションをスキップできます。
SSL 証明書の
署名方法または生成方法
により、SSL を設定するかどうかと必要な設定手順が決まります。
該当するシナリオを判断し、指定されたプロセスに従います。証明書の状況:
  • 信頼された機関により署名された
    - 信頼された機関により署名された証明書については、設定は必要ありません。
    CA eHealth
    および
    CA Spectrum
    の SSL 設定に関連する手順をスキップできます。
  • 自分の認証機関サーバを使用して生成された
    - その認証機関サーバの証明書をインストールし、-trustcacerts オプションを使用します。SSL 証明書の設定に関連する残りの手順をスキップできます。
  • 自己署名された
    - 「eHealth」に詳細がある手順を使用して、すべての自己署名証明書をインストールします。
注:
SSL によるサーバの安全確保に関する詳細情報については、「
CA eHealth
」を参照してください。