複数の Active Directory ドメインのサポート

CA Spectrum では、複数のドメインのユーザを許可するために CA EEM の複数の Active Directory ドメインの機能を利用します。CA EEM 12.0 以降のバージョンではこの機能がサポートされます。
casp1032jp
CA Spectrum では、複数のドメインのユーザを許可するために CA EEM の複数の Active Directory ドメインの機能を利用します。CA EEM 12.0 以降のバージョンではこの機能がサポートされます。
たとえば、User1 と User2 がそれぞれ異なるドメイン "Domain1.com" と "Domain2.com" に属しているとします。この機能を使用すれば、user1 と user2 は OneClick に接続できます。OneClick でこれらのユーザを作成する場合は、CA EEM でこれらのユーザのプリンシパル名と同じユーザ名を指定します。
  • CA EEM 内の "Domain1.com" の "User1" のプリンシパル名が "Domain1.com\User1" である場合、CA Spectrum で "Domain1.com\User1" としてこのユーザを作成します。
  • CA EEM 内の "Domain2.com" の "User2" のプリンシパル名が "Domain2.com\User2" である場合、CA Spectrum で "Domain2.com\User2" としてこのユーザを作成します。
同じユーザ名の 2 人のユーザが複数のドメインに存在できます。このような同じユーザには、OneClick 認証時にドメイン プレフィックスを含めます。たとえば、「Domain1.com\User1」および「Domain2.com\User1」と指定します。同じユーザ名を持つユーザが複数のドメインに存在しない場合は、OneClick 認証時にユーザ名の前にドメイン プレフィックスを付ける必要はありません。
注: 
CA EEM でプリンシパル名を設定する際に "User@Domain" 形式を使用しないでください。CA Spectrum でサポートされるのは、"Domain\User" 形式のみです。
その結果、2 つの異なるドメインの User1 と User2 が OneClick へのアクセスを試みた場合、CA Spectrum は認証要求を CA EEM に送信します。CA EEM が実際のドメインを解決して、これら 2 人のユーザを正常に認証すると、CA Spectrum はこれらのユーザに SpectroSERVER へのアクセスを許可します。
CA EEM 12.0 では、複数の Active Directory ドメインの機能を有効にするために、以下の 2 つの設定タイプをサポートします。
  • Active Directory ドメイン
  • Active Directory フォレスト
CA EEM での複数のドメインの設定に関する詳細については、「CA Embedded Entitlements Manager - Implementation Release 12.51」を参照してください。