CA Spectrum へのアラート データの送信
以下のトピックでは、CA Spectrum が受信アラート データを管理および処理するさまざまな方法を詳しく説明します。
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以下のトピックでは、CA Spectrum が受信アラート データを管理および処理するさまざまな方法を詳しく説明します。
Southbound ゲートウェイ モデル タイプ
Southbound ゲートウェイ統合から受信アラート データを管理する場合、2 つのモデル タイプを使用できます。
- EventAdmin
- EventModel
EventAdmin モデル タイプは、
CA Spectrum
へのサードパーティ システムによるアラートの送信を表現するために設計されています。インスタンス化された各 EventAdmin モデルは、実行中の外部管理アプリケーションの個々のインスタンスを表します。サードパーティ アプリケーションからの個々のイベントは EventAdmin に送信されます。EventAdmin モデルにはイベントを受信して別のモデルにイベント データを適切に転送する組み込み機能があり、オプションでアラームを作成することもできます。イベント データは通常、EventModel に転送されますが、デバイス モデルに転送することもできます。EventAdmin モデルは、1 つまたは複数のインスタンス化された EventModel モデルのグループ化に使用するコンテナでもあります。EventModel モデル タイプは、EventAdmin アプリケーションが管理するシステム内にあるイベント データの一意のソースを表します。Southbound ゲートウェイによって受信される各イベントには、そのソースを一意に識別する情報が含まれています。EventAdmin はイベントを受信し、一意のイベント ソースを見つけ、ソースの EventModel にイベントを渡します。
ソースの EventModel が存在しない場合、
CA Spectrum
はそれを表すために EventModel モデルを作成します。すべての新しい EventModel モデルは、対応する EventAdmin コンテナ モデルに配置されます。EventModel モデルを EventAdmin コンテナ モデルから切り取るかコピーできます。それをトポロジ、ロケーション、または組織ビューで他のタイプのコンテナ モデルに貼り付けることができます。また、EventAdmin モデルを切り取るかコピーして、その同じビューに貼り付けることもできます。Southbound ゲートウェイのサポート ファイル
Southbound ゲートウェイのインテグレータとして、EventAdmin および EventModel モデルに情報を提供するサポート ファイルに対して、データを作成または追加します。以下のファイルを使用できます。
- AlertMap ファイルアラート ソースが SNMP トラップを送信する場合は、EventAdmin AlertMap ファイルにデータを追加するためのテキスト ファイルを作成します。この追加により、AlertMap ファイルは SNMP トラップを受信してCA Spectrumイベントに変換できます。
- XML ファイルアラート ソースが SNMP トラップを送信しない場合は、イベントをCA Spectrumに送信するための XML ファイルを作成します。この XML ファイルの構文は、このツールキットで提供される文書型定義(DTD)に従います。
- EventDisp ファイルEventAdmin および EventModel レベルで EventDisp ファイルにデータを追加するテキスト ファイルを作成します。これにより、イベントがどのように処理されるか定義します。
- イベント フォーマット ファイル各イベントに関するテキスト情報をサポートするには、イベント フォーマット ファイルを作成します。
- 想定される原因ファイル各アラームに関するテキスト情報をサポートするには、想定される原因ファイルを作成します。
以下の図は、Southbound ゲートウェイを介したサードパーティ システムから
CA Spectrum
へのデータの流れを示しています。モデル タイプとサポート ファイルの連携によるデータの処理が示されます。