Cisco Nexus デバイスの拡張 VRF サポート
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CA Spectrum 10.2.1 から、Cisco Nexus デバイスの VRF サポートが拡張されます。 CA Spectrum は、各 VRF の IP ルーティングと IP アドレス テーブルと共に、デバイス上の利用可能な VRF のリストを表示するようになりました。ルータ/デバイス上の利用可能な VRF から特定の VRF を選択し、選択した VRF に対応する IP ルーティング/IP アドレス テーブルを表示することができるようになりました。
ルーティング テーブルの複数のインスタンスが同時に同じルータ上に存在することを許可する Virtual Routing and Forwarding 技術。 同じルータ上に複数の VRF が存在できます。このリリース以前は、[インターフェース]タブにデフォルト以外の VRF の IP アドレスを入力できませんでした。デバイスに複数の VRF がある場合でも、デフォルトの VRF に属するインスタンスにのみ、IP アドレスが表示されていました。このリリースから、VRF ごとに[IP アドレス テーブル]をポーリングし、IP アドレス テーブルをマッピングし、
[インターフェース]
タブ > [IP アドレス]
列にデータを入力しています。CA Spectrum は、各 VRF のルータ/デバイスおよびルーティング テーブルの利用可能な VRF のリストを表示するようになりました。 [VRF ごと]ボタンをクリックして VRF を選択し、対応する/関連付けられたルーティング テーブルを表示できます。
前提条件:
SNMP 側でデバイスの VRF コンテキストを作成/設定する必要があります。すなわち、VRF-IP ルーティング テーブルを取得できるようにするための前提条件として、コンテキスト マッピングを実施する必要があります。特定の VRF の IP ルーティング テーブルを表示するには、これらの手順に従います。
- CA Spectrum OneClick の[エクスプローラ]ビューで、[仮想デバイス マネージャ]>[Cisco Nexus デバイス(VDC/VRF を持つ)]>[情報]タブに移動します。
- 以下のいずれかを選択します。
- IP ルーティング テーブル
- IP アドレス テーブル
- [VRF ごと]をクリックします。[VRF の選択]ダイアログ ボックスに、ルータ/Cisco Nexus デバイス上の利用可能な VRF のリストが表示されます。
- IP ルーティング/IP アドレス テーブル データを表示する[VRF]を選択し、[OK]をクリックします。IP ルーティング/IP アドレス テーブルには、選択した VRF 固有のデータが表示されるようになりました。
重要:
Cisco Nexus デバイスの同じデスティネーションに複数のルートがある場合、すべてのルートが、使用されている MIB (IPRoutingTable)が次のホップアドレスを 1 つだけ入力するため、[情報]タブの[IP ルーティング テーブル]にはすべてのルートが一覧表示されません。これは、デフォルトまたはその他の VRF に適用可能です。