リモート オペレーション スイートの使用

内容
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内容
この章は、Central SPECTRUM サーバを使用している、セントラル サイトの管理者を対象として想定します。
リモート オペレーション サーバ情報の表示
Central SPECTRUM 上の Remote Operations Manager から、接続先のリモート オペレーション サーバとサブコンポーネントに関する情報を表示します。
以下の手順に従います。
  1. ナビゲーション画面の[エクスプローラ]タブでリモート オペレーション マネージャを展開します。
    現在接続されているリモート オペレーション サーバが表示されます。
  2. 各リモート オペレーション サーバを展開し、サブコンポーネント階層を表示します。
    選択されているリモート オペレーション サーバまたはリモート オペレーション サブコンポーネントに関連付けられている情報およびアラーム データは、コンテンツおよびコンポーネント詳細パネルに表示されます。
    Navigation.png
リモート オペレーション サーバ トポロジ データの更新
リモート オペレーション コネクタは Central SPECTRUM サーバを最新状態に維持しないため、リモート オペレーション サーバで発生したトポロジとモデリングの変更が反映されません。Central SPECTRUM サーバへの初回接続が実施される場合と、切断後に接続が再確立される場合のみ、リモート オペレーション コネクタは、トポロジ データを Central SPECTRUM サーバに転送します。
また、リモート オペレーション サーバのトポロジ データを手動で更新することはいつでも可能です、また 1 台のまたは複数台のリモート オペレーション サーバに、トポロジ データを Central SPECTRUM サーバに送信するように指示することもできます。
注:
トポロジ データの更新時に、リモート オペレーション サーバの任意のモデルの
Model_Name
が変更されていると、対応する軽量リモート オペレーション モデルも更新されます。トポロジ データの更新時に、すべての新しく転送された管理対象エレメントと既存の管理エレメントも更新されます。
接続されているすべてのリモート オペレーション サーバのトポロジ データを更新する方法
  1. ナビゲーション画面内の Remote Operations Manager を選択します。
    コンテンツ画面に情報が表示されます。
  2. [コンポーネント詳細]パネルの[情報]タブを選択し、[設定]サブビューを展開します。
    [リモート オペレーション トポロジの更新]ボタンが表示されます。
  3. [リモート オペレーション トポロジの更新]をクリックします。
    [リモート オペレーション トポロジの更新の開始]ダイアログ ボックスが開きます。
  4. [はい]をクリックして、リモート オペレーション トポロジの更新を開始します。
    リモート オペレーション トポロジの更新が成功した場合、[リモート オペレーション トポロジの更新の開始]ダイアログ ボックスが表示されます。
  5. [OK]をクリックします。
    トポロジ データはすべての接続されたリモート オペレーション サーバに対して更新されます。
単一のリモート オペレーション サーバのトポロジ データを更新する方法
  1. ナビゲーション画面内の Remote Operations Manager ノードを展開します。
    接続されているリモート オペレーション サーバはすべて表示されます。
  2. トポロジ データを更新する必要がある単一のリモート オペレーション サーバを選択します。
    コンテンツ画面に情報が表示されます。
  3. [コンポーネント詳細]パネルの[情報]タブを選択し、[設定]サブビューを展開します。
    [リモート オペレーション トポロジの更新]ボタンが表示されます。
  4. [リモート オペレーション トポロジの更新]をクリックします。
    [リモート オペレーション トポロジの更新の開始]ダイアログ ボックスが開きます。
  5. [はい]をクリックして、リモート オペレーション トポロジの更新を開始します。
    リモート オペレーション トポロジの更新が成功した場合、[リモート オペレーション トポロジの更新の開始]ダイアログ ボックスが表示されます。
  6. [OK]をクリックします。
    選択したリモート オペレーション サーバのトポロジ データが更新されます。
リモート オペレーション サーバが存在するコンピュータから、単一のリモート オペレーション サーバのトポロジ データを更新することもできます。
リモート オペレーション サーバが存在するマシン上で単一のリモート オペレーション サーバのトポロジ データを更新する方法
  1. [ナビゲーション]パネルで、トポロジ データを更新する必要があるリモート オペレーション サーバを選択します。
    コンテンツ画面に情報が表示されます。
  2. [コンポーネント詳細]パネルの[情報]タブを選択し、[設定]サブビューを展開します。
    [リモート オペレーション トポロジの更新]ボタンが表示されます。
  3. [リモート オペレーション トポロジの更新]をクリックします。
    [リモート オペレーション トポロジの更新の開始]ダイアログ ボックスが開きます。
  4. [はい]をクリックして、リモート オペレーション トポロジの更新を開始します。
    リモート オペレーション トポロジの更新が成功した場合、[リモート オペレーション トポロジの更新の開始]ダイアログ ボックスが表示されます。
  5. [OK]をクリックします。
    選択したリモート オペレーション サーバのトポロジ データが更新されます。
RemoteOperationsManagedElement モデル タイプ
Central SPECTRUM サーバは、リモート オペレーション サーバのユニバース階層内の任意またはすべての管理対象ネットワーク エレメントを検出することができます。
Central SPECTRUM サーバはすべてのリモート オペレーション関連データを、モデリング データベースに格納します。モデル タイプ RemoteOperationsManagedElement を使用して、リモート オペレーション サーバによって管理されるすべてのネットワーク エンティティをモデリングします。2 つの RemoteOperationsManagedElement モデル間のすべてのサブコンポーネント関係(「デバイス」のサブコンポーネントである「ポート」など)は、RemoteOperationsContains 関係を使用して、関連付けとして 
CA Spectrum
 データベースでモデリングされます。
RemoteOperationsManagedElement モデル タイプには、以下の属性が含まれています。
  • RemoteOperationsServerId
    RemoteOperationsManagedElement が格納されるリモート オペレーション サーバを識別します。
  • RemoteOperationsServerModelHandle
    一意のモデル ハンドルを使用して、関連するリモート オペレーション サーバ内の RemoteOperationsManagedElement を識別します。
  • RemoteOperationsServerModelName
    リモート オペレーション サーバ内のエレメントに与えられたモデル名を識別します。
  • RemoteOperationsServerModelType
    リモート オペレーション サーバ内のエレメントのモデリングに使われたモデル タイプを識別します。
CA Spectrum
 のトポロジ ビュー(ユニバース、ワールド、またはオーガニゼーション)のどこでも、RemoteOperationsManagedElement モデルをコピーおよび貼り付けして、ネットワークの包含を調整することができます。
モデルの検索
特定のモデルが存在する正確な階層がわからない場合は、モデルを検索します。
以下の手順に従います。
  1. Central SPECTRUM サーバ上のナビゲーション画面内の「ロケータ]タブを選択し、リモート オペレーションを展開します。
  2. [すべてのリモート オペレーション管理対象エレメント]をダブルクリックします。
    管理対象エレメントのすべてのモデルは、[コンテンツ]パネルに表示されます。
  3. [すべてのリモート オペレーション サーバ]をダブルクリックします。
    すべてのサーバ モデルは、[コンテンツ]パネルに表示されます。
  4. 管理対象エレメントのモデル名に基づいて、または存在するサーバ名で管理対象エレメントを検索するには、[リモート オペレーション管理対象エレメントの分類]を展開し、以下のアクションを実施します。
    • モデル名別に検索するには、[リモート オペレーション モデル名]をダブルクリックします。
    • 存在するリモート オペレーション サーバの名前別に検索するには、[リモート オペレーション サーバ]をダブルクリックします。
    [検索]ダイアログ ボックスが表示されます。
  5. 管理対象エレメントのモデル名を入力し、[OK]をクリックします。
  6. 管理対象エレメントのサーバ名を入力し、[OK]をクリックします。
    [コンテンツ]パネルに管理対象エレメントが表示されます。
    注:
     OneClick が分散環境にデータをエクスポートするランドスケープを指定するには、[ランドスケープ]をクリックします。データのエクスポート元のランドスケープを、[ランドスケープの表示]に移動します。エクスポートしたくないデータを持つランドスケープを、ランドスケープ フィルタの[ランドスケープを非表示]に移動させます。
デバイス管理
リモート オペレーション スイートは、
CA Spectrum
 データベースで作成できるモデルの数を制限します。具体的には、リモート オペレーション サーバが、100 台のデバイス モデルの管理に制限されます。その結果、リモート オペレーション サーバは、100 台のネットワーク デバイスの管理に制限されます。100 台のデバイスの制限には、IP アドレスを持つデバイス モデル、およびデバイス モデル タイプから派生するデバイス モデルが含まれています。ホストまたは Ping 可としてモデリングされるデバイスは、この制限には含まれません。
リモート オペレーション サーバは単純な計算を使って、デバイス モデルをすべて管理できるかどうか決定できます。
例: 590 個のデバイス
この例では、リモート オペレーション サーバが 590 台のデバイスを管理する方法を示します。
カスタマ ネットワークは、10 台のルータ、60 個のスイッチ、10 のファイアウォール、
CA Spectrum
 が汎用 SNMP デバイス(GnSNMPDev)モデル タイプを使って自動的にモデリングした 10 台のデバイス、約 500 台のサーバとワークステーション、
CA Spectrum
が「Ping 可」デバイス モデル タイプを使ってモデリングしたその他の多くのデバイスで構成されています。
この例では、デバイスの制限に含まれるモデルの総数は 90 だけです。GnSNMPDev でモデリングされる 10 台のルータ、60 個のスイッチ、10 のファイアウォール、および 10 台のデバイスが含まれます。500 台のワークステーションおよびサーバ、pingable としてモデリングされたその他のデバイスは、100 台のデバイス制限に影響しません。
障害分離
Central SPECTRUM サーバがリモート オペレーション サーバとの接続を失った場合、対応するリモート オペレーション サーバ モデル上に赤のアラームを生成します。接続が切断されたリモート オペレーション サーバ モデルと関連付けられている RemoteOperationsManagedElement モデルすべてで、抑制(グレー)状態が表示され、ステータスが不明であることが示されます。
Central SPECTRUM サーバは、抑制状態の RemoteOperationsManagedElement モデルを管理できません。Central SPECTRUM サーバがリモート オペレーション サーバとの接続を再確立した場合、赤のアラームはクリアされます。すべての対応する RemoteOperationsManagedElement モデルの状態は再評価されます。
デフォルトでは、Central SPECTRUM サーバは、赤のアラームを生成する前に、リモート オペレーション サーバからのキープ アライブ信号またはハートビートを 30 秒間待機します。Central SPECTRUM サーバの ".vnmrc" ファイルで以下のパラメータを使用して、このデフォルト設定を変更できます。
  • ros_heartbeat_timeout
    Remote Operations Manager がリモート オペレーション サーバからのハートビートを待機する最大秒数を指定します。この時間を過ぎると接続切断アラームが生成されます。このパラメータは、Central SPECTRUM サーバ上で設定する必要があります。
    ハートビート パラメータの形式は、以下のとおりです。
    ros_heartbeat_timeout=# of seconds
    デフォルト:
    30 秒
注:
リモート オペレーション サーバとの接続が失われた場合、すべての RemoteOperationsManagedElement モデルについて、それまでの既存アラームが OneClick アラーム タブに表示されます。