リモート オペレーション「イベントの転送」

内容
casp1032jp
内容
アラームが処理のために Central SPECTRUM サーバに転送されると、リモート オペレーション「イベントの転送」が、対応する軽量リモート オペレーション モデル(RemoteOperationsManagedElement)で生成されます。リモート オペレーション「イベントの転送」には、以下の varbind が含まれています。
  • RemoteOperationsServerId
    RemoteOperationsManagedElement が格納されるリモート オペレーション サーバを識別します。
  • RemoteOperationsServerModelHandle
    一意のモデル ハンドルを使用して、関連するリモート オペレーション サーバ内の RemoteOperationsManagedElement を識別します。
  • RemoteOperationsServerEventCode
    イベント用に標準化された
    CA Spectrum
    イベント/アラーム コードを識別します。
  • RemoteOperationsServerEventSeverity
    イベント/アラームの重大度を識別します。可能な値は、重大、メジャー、マイナー、保守、抑制、初期、およびメッセージです。
  • RemoteOperationsServerEventType
    イベント タイプを識別します。可能な値は、message、alarm_set、alarm_cleared です。
  • RemoteOperationsServerEventCommentData
    アラームの生成またはクリアの原因となったイベントの説明文を表示します。
  • RemoteOperationsServerEventTitle
    アラームのタイトル(要約)を識別します。
注:
CA Spectrum
は、リモート オペレーション「イベントの転送」をログに記録しません。
CA Spectrum
 は、リモート オペレーション「イベントの転送」に対して、生成してログに記録するアラーム イベントまたはメッセージ イベントのタイプを決定するイベント ルールを適用します。これらのイベント ルールは、<
$SPECROOT
>/SS/CsVendor/Spectrum_ROS/EventDisp ファイルに格納されています。
リモート オペレーション「イベントのアラーム」
RemoteOperationsServerEventType varbind の値が「alarm_set」と等しい場合、リモート オペレーション「イベントの転送」はイベント ルールによってリモート オペレーション「イベントのアラーム」にマッピングされます。以下のタイプのリモート オペレーション「イベントのアラーム」が定義されています。
  • リモート オペレーション「重大アラーム イベント」
  • リモート オペレーション「メジャー アラーム イベント」
  • リモート オペレーション「マイナー アラーム イベント」
  • リモート オペレーション「保守アラーム イベント」
  • リモート オペレーション「抑制されたアラーム イベント」
  • リモート オペレーション「初期アラーム イベント」
RemoteOperationsServerEventSeverity varbind の値によって、生成されるリモート オペレーション「イベントのアラーム」が決まります。
CA Spectrum
 は、イベントをログに記録します。イベントは、適切なアラームを生成するために使用されます。リモート オペレーション「イベントの転送」内の varbind 値は、すべて新規イベントにコピーされます。
リモート オペレーション「イベントのクリア」
RemoteOperationsServerEventType varbind の値が「alarm_cleared」と等しい場合、リモート オペレーション「イベントの転送」はイベント ルールによってリモート オペレーション「イベントのクリア」にマッピングされます。このイベントは、RemoteOperationsServerEventCode と RemoteOperationsServerEventSeverity の値が同じモデル上の既存のアラームをクリアします。リモート オペレーション「イベントの転送」内の varbind 値は、すべて新規イベントにコピーされます。
注:
イベントをクリアする場合、送信される RemoteOperationsServerEventCode はリモート オペレーション サーバで生成された実際のイベント コードではありません。正確に言えば、元のアラームを生成したイベントのコードが送信されます。
リモート オペレーション「イベントの伝達」
RemoteOperationsServerEventType varbind が「message」と同じ場合、リモート オペレーション「イベントの転送」は、イベント ルールによってリモート オペレーション「イベントの伝達」にマッピングされます。このイベントは、情報提供のみを目的としており、アラームの生成には使用されません。ただし、このイベントは 
CA Spectrum
に記録されます。リモート オペレーション「イベントの転送」内の varbind 値は、すべて新規イベントにコピーされます。
独自のイベントとアラーム タイプを作成するには、<
$SPECROOT
>/SS/CsVendor/Spectrum_ROS に格納されている EventDisp ファイルを変更します。