QoS Manager でのモデル タイプ

内容
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内容
 
QoS ポリシー モデル
以下の情報には、各 QoS ポリシー モデルのコンポーネント詳細画面の[情報]タブからアクセスできます。
  • 一般情報
    QoS ポリシー モデルに関する以下の一般情報が表示されます。
    • 条件
      QoS ポリシー モデルの状態を示し。モデルに存在する可能性があるアラームを反映します。
    • エンティティ状態
      モデル状態の計算された値を示します。QoS ポリシーを構成するモデルに基づきます。
    • モデル クラス
      QoS ポリシー モデルのモデル クラスを示します。
    • ポリシー ID
      ポリシーの作成時に定義されたポリシー識別子を示します。
    • ポリシー タイプ
      ポリシーの作成時に選択されたポリシー タイプを示します。
    • セキュリティ文字列
      このモデルのセキュリティ文字列を示します。この値を変更するには、[設定]をクリックし、表示されるフィールドに必要な変更を入力します。このフィールドを変更するには、管理者権限が必要です。
    • ランドスケープ
      ポリシーが存在する 
      CA Spectrum
       ランドスケープを示します。
    • Description
      ポリシーの作成時に入力された説明を示します。
  • 関連するデバイス
    このポリシーを使用するすべてのデバイスを示す表が表示されます。
  • 関連するトラフィック クラス
    このポリシーに属しているすべてのトラフィック クラスを示す表が表示されます。
トラフィック クラス コレクション モデル
以下の情報には、各トラフィック クラス コレクション モデルのコンポーネント詳細画面の[情報]タブからアクセスできます。
  • 一般情報
    トラフィック クラス コレクション モデルに関する以下の一般情報が表示されます。
    • 条件
      トラフィック クラス コレクション モデルの状態を示します。この状態は、モデルに存在するアラームを反映します。
    • エンティティ状態
      モデル状態の計算された値を示します。トラフィック クラス コレクションを構成するモデルに基づきます。
    • トラフィック ID
      トラフィック クラス コレクションの作成時に定義された識別子を示します。このトラフィック クラス コレクションを一意に識別します。
    • モデル クラス
      トラフィック クラス コレクション モデルのモデル クラスを示します。
    • セキュリティ文字列
      このモデルのセキュリティ文字列を示します。この値を変更するには、[設定]をクリックし、表示されるフィールドに必要な変更を入力します。このフィールドを変更するには、管理者権限が必要です。
    • ランドスケープ
      このトラフィック クラス コレクションが存在する 
      CA Spectrum
       ランドスケープを示します。
    • Description
      このトラフィック クラス コレクションの定義時に入力された説明を示します。
  • 関連するデバイス
    このトラフィック クラス コレクションに含まれるトラフィック クラスを使用するすべてのデバイスの一覧を示す表が表示されます。
  • 関連するトラフィック クラス
    このコレクションを構成するすべてのトラフィック クラス モデルの一覧を示す表が表示されます。
トラフィック クラス モデル
以下の情報には、各トラフィック クラス モデルのコンポーネント詳細画面の[情報]タブからアクセスできます。
  • 一般情報
    トラフィック クラス モデルに関する以下の一般情報が表示されます。
    • 条件
      トラフィック クラス モデルの状態を示します。この状態は、モデルに存在するアラームを反映します。
    • エンティティ状態
      モデル状態の計算された値を示します。トラフィック クラスを構成するモデルに基づきます。
    • モデル クラス
      トラフィック クラス モデルのモデル クラスを示します。
    • トラフィック ID
      トラフィック クラスの作成時に定義された識別子を示します。このトラフィック クラスを一意に識別します。これは、トラフィック クラス コレクション ID と、このトラフィック クラスを実装するインターフェースの IP アドレスで構成されます。
    • セキュリティ文字列
      このモデルのセキュリティ文字列を示します。この値を変更するには、[設定]をクリックし、表示されるフィールドに必要な変更を入力します。このフィールドを変更するには、管理者権限が必要です。
    • ランドスケープ
      このトラフィック クラスが存在する 
      CA Spectrum
       ランドスケープを示します。
    • 一致ステートメント
      このトラフィック クラスに定義された一致ステートメントを示します。一致ステートメントは、分類を目的としてパケットを識別するための特定の一致条件を定義します。
    • Description
      このトラフィック クラスの作成時に入力された説明を示します。
    • ドロップ レート
      このトラフィック クラスをサポートするすべてのインターフェースについて集計された、ドロップされたパケットのレートを示します。
    • バッファ ドロップなし
      このインターフェースでの出力処理中に SRAM バッファの不足のために発生したドロップ パケット数を示します。このトラフィック クラスをサポートするすべてのインターフェースについて集計されます。
  • 関連するデバイス
    このトラフィック クラスを使用するすべてのデバイスの一覧を示す表が表示されます。
  • 関連する動作
    このトラフィック クラスに適用されるすべての動作の一覧を示す表が表示されます。
動作モデル
以下の情報には、各動作モデルのコンポーネント詳細画面の[情報]タブからアクセスできます。
  • 一般情報
    動作モデルに関する以下の一般情報が表示されます。
    • 条件
      動作モデルの状態を示します。この状態は、モデルに存在するアラームを反映します。
    • エンティティ状態
      モデル状態の計算された値を示します。動作を使用するインターフェース モデルに基づきます。
    • モデル クラス
      動作モデルのモデル クラスを示します。
    • セキュリティ文字列
      このモデルのセキュリティ文字列を示します。この値を変更するには、[設定]をクリックし、表示されるフィールドに必要な変更を入力します。このフィールドを変更するには、管理者権限が必要です。
    • 動作 ID
      動作の定義時に定義された識別子を示します。この動作を一意に識別します。
    • ランドスケープ
      この動作が存在する 
      CA Spectrum
       ランドスケープを示します。
  • パフォーマンス
    この選択で提供されるパラメータについては、「QoS Manager でのモデル タイプ」を参照してください。
QoS アラーム
QoS Manager は、定義された設定パラメータに基づいてアラームを生成します。これらのアラームは、モデリングされた各 QoS コンポーネントのステータスまたは状態を定義するのに役立ちます。
動作モデルとトラフィック クラス モデルのタイプごとに、重大、メジャー、マイナーしきい値を設定することができます。各しきい値は、特定レベルのアラームが発生するドロップされたパケットのパーセンテージ レベルを設定します。
また、QoS Policy Manager モデルの[管理設定]で[デバイス アラームの有効化]パラメータを[はい]に設定することで、QoS が有効なデバイス モデルでのアラームの生成を有効にすることもできます。QoS Manager は、統計データのログ記録に問題がある場合もアラームを生成します。
QoS Manager は以下のアラームを生成します。
  • 0x4b30401
    いずれかの QoS コンポーネントが定義されているしきい値を超えた場合に QoS 対応デバイス モデルで生成されるアラームを定義します。
  • 0x4b30506
    重大アラームに設定されているしきい値に違反した場合に、動作モデルまたはトラフィック クラス モデルで生成されるアラームを定義します。
  • 0x4b3050a
    マイナー アラームに設定されているしきい値に違反した場合に、動作モデルまたはトラフィック クラス モデルで生成されるアラームを定義します。
  • 0x4b30000
    統計ログ ファイルを書き込み用に開くことができなかったことを示します。このため、少なくとも 1 つのポーリング サイクルの統計情報が記録されません。このデータは、他のアプリケーションでネットワークのステータスを判断するために必要です。
  • 0x4b30001
    統計ログ ファイルを閉じることができなかったことを示します。これにより、統計データが失われたり、このデータを必要とするアプリケーションで使用されない可能性があります。
QoS 状態
QoS Manager は、QoS 状態ロールアップ アルゴリズムを使用して、ポリシー モデル、トラフィック クラス コレクション モデル、トラフィック クラス モデル、動作モデルのエンティティ状態を判断します。
以下の図は、QoS 状態ロールアップ アルゴリズムを示したものです。
QoS Condition Rollup Algorithm
状態は以下のとおりです。
  • ポリシー
    ポリシーに含まれるクラス コレクションのステータスに基づいて計算されます。ポリシー モデルの状態は、ポリシーによってモニタされているすべてのトラフィック クラス モデルで検出された最悪の状態です。
  • トラフィック クラス コレクション
    コレクションに含まれるトラフィック クラス モデルのステータスに基づきます。QoS Manager は、コレクションに含まれるトラフィック クラスに最も高い割合で存在する状態を検索します。この優勢な状態が、トラフィック クラス コレクション モデルの状態になります。
    たとえば、コレクション内のトラフィック クラス モデルの 45% がグリーン状態、10% がレッド状態、20% がオレンジ状態、25% がイエロー状態である場合、コレクションの状態はグリーンになります。
  • トラフィック クラス
    トラフィック クラス モデルに関連付けられている動作モデルのステータスに基づきます。トラフィック クラス モデルの状態は、トラフィック クラスのすべての動作モデルで見つかった最悪の状態になります。
  • Behavior
    QoS Manager のトラフィック動作アラームしきい値で定義されているしきい値設定によって決まります。これらのしきい値は、特定のサービス(待ち行列、ランダム早期検出、ポリシー、またはシェイピング)ごとにデバイス上でドロップされたパケットの割合を監視し、重大、メジャー、マイナーのアラーム状態を生成するパーセンテージ レベルを指定します。
    これらのしきい値に使用されるパーセンテージ測定は、デバイスのすべてのインターフェースでドロップされた特定のサービスのパケットの割合の平均から求められます。各インターフェースでドロップされたパケットのパーセンテージは、インターフェースでの特定のサービス タイプに対する最悪のドロップ パーセンテージと等しくなります。
QoS パフォーマンス
QoS Manager では、トラフィック クラスと動作レベルの両方でパフォーマンスの分析情報が提供されます。これらの統計情報を使用するには、[統計ポーリングの有効化]を[はい]に設定し、[統計ポーリング間隔]の値を設定する必要があります。これらのパラメータは、QoS Policy Manager モデルの[管理設定]にあります。
トラフィック クラスのパフォーマンス グラフの表示
トラフィック クラス モデルごとに、[パケット ドロップ数]および[プレポリシー レート]に基づいてグラフ化されたパフォーマンス分析にアクセスできます。グラフの統計情報は、CISCO-CLASS-BASED-QOS MIB の値から派生します。
トラフィック クラスのパフォーマンス グラフを表示するには
  1. OneClick ナビゲータで適切なトラフィック クラス モデルをクリックします。
  2. コンポーネント詳細画面で[パフォーマンス]タブをクリックします。
  3. ドロップダウン リストからグラフを選択します。
    パフォーマンス グラフが表示されます。
動作モデルのパフォーマンス
動作モデルごとにパフォーマンス情報があります。提供されるパフォーマンス統計情報は、動作によってモニタされるサービスのタイプにより異なります。サービスのタイプは次のとおりです。
  • 待ち行列
  • シェイピング
  • ポリシー
  • ランダム早期検出
統計情報は、CISCO-CLASS-BASED-QOS MIB の個別サービスの設定と統計のテーブルの値から派生します。
注:
キュー(平均の待ち行列の深さ )、ランダム早期検出(平均の待ち行列サイズ)、シェイピング(現在の待ち行列サイズ)は、デバイスの特定のサービスにトラフィックを渡す各インターフェースから収集された値の平均値です。他のすべての統計情報は、デバイスの特定のサービスにトラフィックを渡す各インターフェースから収集された値の合計です。
各動作モデルのパフォーマンス情報にアクセスするには 2 つの方法があります。第 1 の方法は、動作モデルのコンポーネント詳細画面で[情報]タブにアクセスします。このタブの[パフォーマンス]を選択すると、動作モデルがモニタしているサービスのタイプに応じて、異なる統計情報が表示されます。このセクションのデータは動的に更新されません。データを更新するには、[リフレッシュ]ボタンをクリックします。
このセクションには、動作に対する重大、メジャー、マイナーの違反率しきい値も表示されます。これらのしきい値は、QoS Manager の[トラフィック動作アラームしきい値]セクションで設定します。
さらに、動作モデルのコンポーネント詳細画面で[パフォーマンス]タブを選択して、動作モデルのパフォーマンス情報をグラフィカルに表示することもできます。グラフは、動作モデルがモニタするサービスのタイプに依存します。これらのグラフのデータは動的に更新されます。
待ち行列動作モデル
待ち行列動作モデルの[情報]タブには、以下のパフォーマンス統計情報があります。
  • 設定済み帯域幅
    このトラフィック クラスに割り当てられている設定済み帯域幅を示します。
  • 破棄パケット総数
    このクラスに関連付けられている、待ち行列によってドロップされたパケットの数を示します。
  • 待ち行列の深さの平均
    パケットの待ち行列の深さの平均を示します。この統計によって計算される各平均値は各インターフェースの待ち行列の平均の深さに基づくため、これは平均の平均です。
待ち行列動作モデルの[パフォーマンス]タブでは、以下のパフォーマンス グラフを使用できます。
  • 待ち行列の深さ
    一定期間の待ち行列の深さの平均の値を表示します。
  • 廃棄レート
    一定期間の破棄パケット総数の統計情報の値を表示します。
シェイピング動作モデル
シェイピング動作モデルの[情報]タブの[パフォーマンス]セクションには、以下の統計情報があります。
  • 設定済みバースト サイズ
    瞬間的に許容される、コミット済みトラフィック シェイピング レートを超えるトラフィックの量(ビット単位)を示します。
  • 設定済み拡張バースト サイズ
    条件付きで許容される場合がある、バースト制限を超えるトラフィックの量(ビット単位)を示します。
  • 設定済みトラフィック シェイピング レート
    現在の適応トラフィック シェイピング レートを表示します。
  • 遅延パケット総数
    遅延したパケットの総数を表示します。
  • ドロップされたパケット総数
    ドロップされたパケットの総数を表示します。
  • 待ち行列サイズの平均
    トラフィック シェイピング待ち行列の深さ(パケット数)を表示します。この統計によって計算される各平均値は各インターフェースの待ち行列の平均のサイズに基づくため、この値は実際には平均の平均であることに注意してください。
シェイピング動作モデルの[パフォーマンス]タブでは、以下のパフォーマンス グラフを使用できます。
  • 待ち行列サイズ
    一定期間の待ち行列のサイズの平均の値を表示します。
  • 遅延およびドロップ
    一定期間の遅延パケット総数とドロップされたパケット総数の統計情報の値を表示します。
ポリシー動作モデル
ポリシー動作モデルの[情報]タブの[パフォーマンス]セクションには、以下の統計情報があります。
  • 設定済みバースト サイズ
    許容される、コミット済みポリシー レートを超えるトラフィックの量(バイト単位)を示します。
  • 設定済み拡張バースト サイズ
    ポリシー機能によって条件付きで許容される場合がある、バースト制限を超えるトラフィックの量(バイト単位)を示します。受信したバースト サイズが増加するにつれて、トラフィックが許可されない可能性が高くなります。
  • 設定済みポリシー レート
    コミット済みポリシー レートを示します。これは、ポリシーによって許可される持続レートです。
  • 超過パケット総数
    ポリシー サービスによって非準拠として扱われたパケットの数を示します。
  • 違反パケット総数
    ポリシー サービスによって違反として扱われたパケットの数を示します。
違反および超過パケット数のグラフは、ポリシー動作モデルの[パフォーマンス]タブで見ることができます。このグラフは、一定期間の超過パケット総数および違反パケット総数の値を示します。
ランダム早期検出動作モデル
ランダム早期検出動作モデルの[情報]タブの[パフォーマンス]セクションには、以下の統計情報があります。
  • 設定済み減衰係数
    キュー平均計算の減衰係数を示します。減衰係数は 2 の N 乗と等しくなります(N は最大 16)。数が小さいほど、高速で減衰します。
  • 設定済み平均待ち行列サイズ
    WRED アルゴリズムによって計算および使用される設定済み平均待ち行列サイズを示します。
  • 平均待ち行列サイズ
    WRED アルゴリズムによって計算および使用される平均待ち行列サイズを示します。
  • 合計ランダム ドロップ
    関連付けられている待ち行列内のパケットの数が、最小設定済みしきい値より大きく、最大設定済みしきい値より小さかったときにドロップされたパケットの数を示します。
  • 合計テール ドロップ
    関連付けられている待ち行列内のパケットの数が最大設定済みしきい値より大きかったときにドロップされたパケットの数を示します。
平均待ち行列サイズおよびドロップ数のグラフは、ランダム早期検出動作モデルの[パフォーマンス]タブで見ることができます。このグラフでは、一定期間の平均待ち行列サイズ、合計ランダム ドロップ、および合計テール ドロップが示されます。