ロールアップ アラーム属性
内容
casp1032jp
内容
[属性エディタ]ダイアログ ボックスの[ロールアップ アラーム設定]フォルダでは、ロールアップ アラーム設定(状態)としきい値レベルの管理に使用する
CA Spectrum
の属性にアクセスします。また、[情報]タブの[一般情報]サブビューで、それらの属性を表示および設定できます。これらの属性は、ネットワーク上でモデリングされたコンテナおよび CA Spectrum
コンテナ モデル ライブラリで調整できます。以下のセクションでは、属性とその使用方法、および定義されているデフォルト値を示します。注:
しきい値レベルの変更は慎重に実行する必要があります。しきい値レベルを下げると、生成されるアラーム数が増える可能性があり、しきい値レベルを上げると、生成されるアラーム数が減る可能性があります。- イエローの場合の値親コンテナのロールアップ アラームしきい値に対する子のイエロー アラーム状態のポイント加重値。デフォルト:1
- オレンジの場合の値親コンテナのロールアップ アラームしきい値に対する子のオレンジ アラーム状態のポイント加重値。デフォルト:3
- レッドの場合の値親コンテナのロールアップ アラームしきい値に対する子のレッド アラーム状態のポイント加重値。デフォルト:7
- イエローのしきい値コンテナのイエローのロールアップ アラームをトリガするのに必要な最小ポイント値。デフォルト:3
- オレンジのしきい値コンテナのオレンジのロールアップ アラームをトリガするのに必要な最小ポイント値。デフォルト:6
- レッドのしきい値コンテナのレッドのロールアップ アラームをトリガするのに必要な最小ポイント値。デフォルト:10
モデル ステータスとアラーム状態
OneClick は、ロールアップ アラームしきい値とモデル アラームしきい値を使用して、モデリングされたエンティティのステータスを決定します。OneClick では、モデリングされたエンティティのステータスとして、状態とロールアップ状態の 2 つのタイプのステータスが表示されます。以下のセクションでは、状態の内容および状態の適用対象の詳細について説明します。
- 条件すべてのモデルに適用されます。モデル自身の現在の接続ステータスまたはアラーム ステータスが反映されます。
- ロールアップ状態ネットワーク、LAN、WAN などのコンテナ モデルに適用されます。コンテナ内のその他のすべてのモデル(コンテナの子とも呼ばれる)の複合ステータスが反映されます。
コンテナ内にモデリングされたデバイスまたはインターフェースが存在する場合、それぞれの状態が親であるコンテナにロールアップされ、コンテナのロールアップ状態に反映されます。上記のモデルのステータス タイプには色インジケータが関連付けられており、それが表示されるタイミングと色はしきい値に基づいて決まります。コンテナの[情報]タブでは、コンテナ アイコンに隣接して表示される下向き三角形としてロールアップ状態が表現されます。
ロールアップ状態のしきい値
コンテナ モデルには、コンテナの子に存在する可能性があるアラーム状態の値を定義する属性があります。また、ロールアップ アラーム状態がトリガされるタイミングを定義する属性もあります。コンテナのロールアップ アラーム状態は、コンテナの子のすべてのアラーム状態を合成した値によって決まります。
以下の図は、2 つの子のアラーム状態に基づいて、オレンジまたはメジャーのロールアップ状態が存在するコンテナを示しています。コンテナのロールアップ アラーム設定には、前述のデフォルト値が使用されています。
- 子 1 はグリーン(正常)状態であり、コンテナのロールアップ状態に対して 0 ポイントが加算されます。
- 子 2 はレッド(重大)状態であり、コンテナのロールアップ状態に対して 7 ポイントが加算されます(レッドの場合の値 = 7)。
- コンテナのアラーム状態の合計値は 7 です。
- コンテナのロールアップしきい値として、「ロールアップ アラーム属性」に示すロールアップ アラーム設定のデフォルト値を使用します。オレンジのしきい値 = 6 なので、コンテナのロールアップはオレンジで表示され、メジャー アラーム状態であることを示します。

注:
要件に従って、コンテナ モデルのロールアップ アラーム設定および障害管理設定を設定します。設定しないと、エクスプローラ ビューで子アラームはコンテナ モデルをロールアップしません。