一部のネットワーク デバイスは、ネットワークにデバイスを接続したままでボードを着脱することによって動的に設定できます。

CA Spectrum

 インテリジェンスは、このようなデバイスとその接続をそれぞれが作成された時点で自動的にモデリングし、VNM がポーリングするたびに必要に応じて検証と再モデリングを行います。したがって、このようなモデルはネットワーク上の実際のデバイスと一致するように

CA Spectrum

 によって常に監視され、変更されます。

モデルが作成されるたびに、

SpectroSERVER

 はデバイスをポーリングし、適切な設定（モジュールおよびポートの数、タイプ、順序など）を作成します。作成された各デバイス モデルと親デバイスとの間には、HASPART モデル タイプ関係ルールに基づく関係が存在します。この関係は、ボードとボード上のポートの間にも存在します。ポーリングのたびに 

SpectroSERVER

 は親モデルとその関連モデルとの関係を再検証し、必要に応じてデバイス設定の変更に一致するようにその関係を変更します。

動的に設定されているデバイスに新しいボードを追加するたびに、

CA Spectrum

 はボードとボード上の各ポートを表現するモデルを作成します。ボード モデルが破棄される場合は、ボードの一部を構成するポート モデルもすべて破棄されます。

モデルを作成したり破棄したりするには時間がかかります。ボードをデバイスから取り外すと、

CA Spectrum

 はボード モデルを破棄するのではなく、そのコピーを「取り外しボード リスト」に残します。ボード モデルのハブ モデルに対する HASPART 関係は削除されます。いったん取り外したボードを再び装着すると、

CA Spectrum

 は再びこのモデルをデバイスに関連付けます。取り外したボードの代わりに新しいボードを追加した場合、

CA Spectrum

 は新しいボード モデルをデバイスに関連付けて、古いボード モデルは「Lost and Found」ビューに置かれます。取り外しボード リストからボード モデルを削除すると、「Lost and Found」ビューのボード モデルも削除され、完全に消滅します。

取り外しボード リストの一般的な属性を以下に示します。

ルータ再設定は、実際にはインターフェース再設定とデバイス ディスカバリの 2 つの独立したプロセスで実行されます。インターフェース再設定によってデバイスのインターフェースが正しくモデリングされていることが保証され、デバイス ディスカバリによってインターフェースに接続されているほかのデバイスや LAN などが正しくモデリングされていることが保証されます。両方のプロセスが実行されたのか、またはどちらかのプロセスのみが実行されたのかによって、

CA Spectrum

 から以下のいずれかのイベントが生成されます。これらのイベントは、設定変更の追跡に利用できます。