イベント処置ファイルのファイル構文
イベント処置(EventDisp)ファイル内の各行は、イベント マップと呼ばれます。各イベント マップには、イベントがログ記録されるかどうか、またはイベントを生成するかどうかなど、1 つ以上のイベント処理の動作を指定できます。イベント マップでは以下の構文が使用されます。
casp1032jp
イベント処置(EventDisp)ファイル内の各行は、
イベント マップ
と呼ばれます。各イベント マップには、イベントがログ記録されるかどうか、またはイベントを生成するかどうかなど、1 つ以上のイベント処理の動作を指定できます。イベント マップでは以下の構文が使用されます。eventcode E eventseverity processing parameters P procedure S sbgw processing flag
eventcode
処理の動作が定義されている CA Spectrum イベントのイベント コードを指定します。イベント コードは、トラップをイベントにマップする AlertMap ファイルで定義されるか、またはイベントを生成するコード内で指定されます。CA Spectrum がイベントを処理するには、イベント コードを指定する必要があります。
E
(オプション)アーカイブ マネージャがイベント データを分散データ マネージャ(DDM)データベースに記録することを示します。E フラグを使用しない場合、イベント データは一時的に記録されますが、SpectroSERVER がシャットダウンされてから再起動されると保存されません。
eventseverity
イベントの相対的な重大度を 0 〜 100 のスケールで指定します。0 は重大度が最も低く、100 は最も高いことを示します。イベント重大度の値が指定されていない場合、CA Spectrum はデフォルト値の 0 を使用します。
注:
イベント重大度パラメータは、現在、イベント管理システムによって使用されていません。ただし、イベントをログに記録している場合は、イベント重大度の値を割り当てることをお勧めします。このパラメータの使用は、将来のイベント処理に組み込まれる可能性があります。イベントをログに記録していない場合は、イベント重大度の値を割り当てないでください。 processing_parameters
イベントでアラームを生成するかどうか、1 つ以上のアラームをクリアするかどうか、または 1 つ以上のイベント ルールを実行するかどうかなど、追加のイベント処理動作を指定します。
P
プロシージャが続くことを示すアクション コードを指定します。
プロシージャ
実行するプロシージャを指定します。複数のプロシージャを指定するには、P
プロシージャ
の複数のインスタンスを使用します。S
sbgw processing flag
(オプション) Southbound ゲートウェイ処理のためにイベントを登録するかどうかを指定します。これは、モデルタイプに固有のエントリと、southbound モデルタイプ フラグメントから派生したモデルタイプにのみ適用されます。
イベントには EventDisp ファイルのイベント マップは必要ありませんが、ほとんどのイベントにはイベント マップがあります。イベントに EventDisp のイベント マップが
ない
場合、そのイベントはデフォルトで DDM データベースに記録されます(つまり、SpectroSERVER をシャットダウンして再起動してもイベントは保存されます)。 ただし、追加の処理は行われません。イベントにイベント マップがある場合、そのイベントはイベント マップに従って処理されます。EventDisp ファイルについては以下の点に注意してください。
- EventDisp ファイル内の空の行は無視されます。
- 単一のイベント マップが複数の行にまたがっている場合は、CA Spectrum が次の行をイベント マップの一部として認識できるように、各行の末尾に円記号「\」を含めます。