Netscreen ファイアウォール
内容
casp1032jp
内容
このセクションでは、Netscreen トンネル インターフェース モデル タイプ(nsTunnelIf)とその機能について説明します。
トンネル インターフェース
このセクションでは、NetScreen Firewall トンネル インターフェースを監視に関する
CA Spectrum
のサポートについて説明します。トンネル インターフェースのモデリング
さまざまな属性によって、サイト間のトンネル インターフェースを Netscreen デバイスでモデリングするかどうかが制御されます。以下の手順に従うことにより、他のタイプのトンネル インターフェースをモデリングできます。デフォルトでは、
CA Spectrum
は、ダイヤルアップ トンネル、または監視状態がオフに設定されているトンネルはモデリングしません。これらのタイプのトンネルのモデリングを有効にするには、Model Type Editor を使用します。以下の手順に従います。
- SpectroSERVERをシャットダウンし、Model Type Editor を起動します。
- ダイヤルアップ トンネルのモデリングを有効にするには、[属性]タブの[検索]テキストボックスを使って、NSFirewallVPN モデル タイプの TunnelFilterTypes 属性(0x12a17)を検索します。
- この属性に対する値のリストから値 1 を削除します。
- 監視状態がオフのトンネルのモデリングを有効にするには、[属性]タブの[検索]テキストボックスを使って、NSFirewallVPN モデル タイプの TunnelFilterStates 属性(0x12a19)を検索します。
- この属性に対する値のリストから値 0 を削除します。
- Model Type Editor での変更内容を保存し、SpectroSERVERを再起動します。
- 各デバイス モデルに対して使用可能な[Manually Poll Device]オプションを使用して、Netscreen モデルを再設定します。トンネル インターフェースがモデリングされます。
トンネル インターフェースの「スタッキング」
トンネル インターフェース モデルは、その IP アドレスがトンネルのローカル アドレスと一致する物理インターフェースのサブインターフェースとして作成されます。この動作は VPN-MON.mib に示されます。NetScreen デバイスは ifStackTable をサポートしないため、下位レイヤのインターフェースを確定するためのこのメカニズムは必要かつ効果的なものになります。
自動接続マッピング
トンネル インターフェース モデルは、デバイスの初期モデリング実行中またはインターフェースの再設定中に初めてアクティブになります。その後、
CA Spectrum
は、トンネルのもう一方のエンドポイントを表すトンネル インターフェース モデルを検索します。このモデルが検出されると、この 2 つのインターフェース間の接続がモデリングされます。CA Spectrum
は、トンネルのもう一方のエンドポイントを検索するため、VPN-MON.mib に示されるローカル アドレスおよびリモート アドレスを使用します。インターフェース モデルの識別
トンネル インターフェース モデルは、VPN-MON.mib に示されているように、そのローカル アドレスおよびリモート アドレスによって識別できます。この識別方法を使うと、インターフェースの ifIndex が変更されても、
CA Spectrum
はインターフェース モデルを保持することができます。トンネル インターフェースのステータス監視
NetScreen デバイスでは、トンネル インターフェース エントリの ifOperStatus は、ifTable から消えるまで、必ず「Up」になります。トンネル モデルが「最新状態でなくなり」、そのトンネルに対してリンク ダウン トラップが処理されていない場合、
CA Spectrum
はモデルに関する赤いアラームを生成します。このアラームが抑制される原因として以下が考えられます。
- 物理インターフェースがダウンしている(リンク ダウン トラップ アラームの抑制と同じ)場合。
- ライブ パイプ モデルの[リンクされたポートのアラームを抑制]設定が True に設定され、以下の条件のどちらかに適合する場合:
- (SpectroSERVERが)接続デバイスにアクセスできない
- 「リンク先の」トンネル インターフェース モデルにアラーム(赤)がある
トンネル インターフェースに関連付けられているポートに対してライブ リンクが有効な場合のみ、このステータス監視機能は使用可能です。ライブ リンクの有効化の詳細については、「IT インフラストラクチャのモデリング/管理」を参照してください。