Juniper M シリーズ

内容
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このセクションでは、
CA Spectrum
 で JnprRedundRtr (M20、M40e、および M160)ルータをサポートするために使用可能な冗長コンポーネント監視インテリジェンスについて説明します。
冗長コンポーネント監視インテリジェンス
Juniper M20、M40e、および M160 ルータは、冗長コンポーネント アーキテクチャをサポートしています。冗長コンポーネントには、適切なルーティング機能に必要なハードウェアも含まれています。これらのルータ用の固有コンポーネントは、パッシブ監視とアクティブ監視です。
注:
この機能がない場合、Juniper M シリーズ ルータはすべて、JNPR_Mxxx タイプとしてモデリングできます。JNPR_Mxxx モデル タイプに対して説明されているように、この機能は基本的なモデリング機能を提供します。
パッシブ監視アクティブ監視のいずれかが呼び出されると、冗長コンポーネントの各タイプでステータス変更がないかチェックされます。Juniper M シリーズ ルータの冗長コンポーネントは、以下のルータ モデルに基づいて異なります。
  • Juniper M20 -
    システム、スイッチ ボード、ルーティング エンジン
  • Juniper M40e
    - エンジン、その他のコントロール システム、システムと転送モジュール、PFE クロック ジェネレータ
  • Juniper M160
    - エンジン、その他のコントロール システム、システムと転送モジュール、PFE クロック ジェネレータ
パッシブ監視
パッシブ監視インテリジェンスは、
CA Spectrum
 がルータとの接続を失った後にのみ、冗長コンポーネントのステータスの変更をレポートします。デバイスとの接続が再確立されると、
CA Spectrum
はデバイスへのクエリを実行します。クエリによって、コンポーネントのステータス変更が発生したかどうかが判断されます。パッシブ監視 Monitoring は常にオンですが、パッシブ監視はあらかじめ指定されたケースのコンポーネント ステータス変更だけをチェックします。
注:
デバイスとの接続が再確立された場合、コンポーネントは必ずしも「安定した」状態とは限りません。コンポーネントが安定した状態に到達するには数分かかります。各ルータ タイプ(M20、M40e、または M160)は、安定状態になるまでの時間が異なります。そのため、パッシブ監視では、M20、M40e、または M160 コンポーネントの状態を確認する前に 60、90、または 120 秒待機します。
アクティブ監視
アクティブ監視は、冗長コンポーネントのステータスの変化をレポートするために使用されます。アクティブ ポーリング間隔の値は、アクティブ監視の頻度を決定します。この間隔によって、アクティブ監視インテリジェンスがコンポーネントのステータス変更を確認するために、どれくらいの頻度でデバイスへのクエリを実行するかが決まります。このフィールドは読み書き可能です。たとえば、アクティブ ポーリング間隔を 60 に設定すると、コンポーネント ステータスの変更がないか、60 秒ごとにデバイスへのクエリが実行されます。アクティブ監視が有効な場合、パッシブ監視が提供する機能への追加として、アクティブ監視が機能します。
この機能を有効にするか無効にすることについては、他にいくつかのオプションがあります。まず、アクティブ ポーリング間隔を 0 に設定して、アクティブなポーリングを無効にすることができます。アクティブ監視属性を True に設定した場合、この機能を有効にするには、値を秒単位の値に変更します。デバイス モデルのポーリング ステータスを False に変更しても、アクティブ監視は無効になります。
デバイス モデルのポーリング間隔を 0 に設定しても、アクティブ監視は無効になります。アクティブ監視が無効な場合、ポーリング ステータスを True に変更したり、ポーリング間隔を 0 以外の値に変更しても、アクティブ監視は有効になりません。
指定されたルータ タイプに対して「安定」状態に達する時間より小さな値を、アクティブ ポーリング間隔に設定しないでください。たとえば、M20 が「安定」状態に達するまでの時間は 60 秒です。アクティブ ポーリング間隔を 60 より大きい値に設定してください。
次の属性は、アクティブ監視インテリジェンスをコントロールします。
  • ActiveMonitor
    - アクティブ監視インテリジェンスの有効/無効を切り替えます。デフォルト値は「無効」です。
  • ActivePollInt
    - コンポーネント ステータス変更目的で、デバイスへのアクティブ監視クエリの頻度(秒)を決定します。