Enterprise VPN Manager イベントは、プロバイダ ベースのサービスの管理を強化します。これらのイベントのほとんどは、プロバイダ ステータス計算のロールアップおよびサービス保証メソッドを反映します。

ロールアップ メソッド アプローチのイベントは、Provider_Cloud モデル タイプを使用してモデリングされた、サービス プロバイダ、インフラストラクチャの稼働状況を反映します。サポートされているイベントは、以下の表のとおりです。

状態計算メソッドを使用して、複数のイベントが生成されます。これらはいくつかの方法で分類できます。

イベントは、テストの作成、セットアップ、または実行の各フェーズで発生します。レポートされた結果は、最も根本の原因を特定しようとします。通常、他のイベントによって発生するイベントは除外されます。この結果の例は、以下のテスト フェーズで示します。

連続する各テスト フェーズは、前のフェーズに基づいています。たとえば、テスト モデルを作成できない場合、その他のフェーズは試行されません。したがって、複数の Ping 失敗とレスポンス時間失敗イベント（およびアラーム）ではなく、テスト作成イベント（SingleTestCreateFailed）が表示されます。ping テスト操作およびレスポンス時間しきい値フェーズについても同様です。Ping 接続テストが失敗（タイムアウトは 5 秒）すると、レスポンス時間失敗はレポートされません。重大のレスポンス時間しきい値のデフォルト値は、250 ミリ秒です。逆に、Ping テストが成功しますが、レスポンス時間しきい値が失敗することがあります。イベント シーケンスは、以下のイベントを示します。

100 サイトを管理し、マイナー、メジャー、および重大のしきい値の Ping 値をそれぞれ 5、10、および 20 パーセントに変更したと仮定します。次に、サイトからの Ping テストの 21 パーセントが失敗するとします。重大アラームしきい値の値を超えているために、重大アラームが生成されます。79 件のテストが成功しました。これらの残りの成功した ping テストのうち、レスポンス時間しきい値の違反が 9 件あります。79 件のテストのうち 9 件を使用して計算が実施され、失敗率が 11 パーセントとなります。この割合はメジャー アラームしきい値を超えているため、メジャー アラーム ステータスとなります。この場合に表示されるイベント シーケンスは以下のようになります。

この例では、各後続フェーズの成功がどのように前のフェーズの結果に依存しているかを示します。イベント シーケンスは、以下のイベントを持つことができます。

以下のイベントは、単一のサイト間テストの場合に生成されます。

以下のテストは、各イベント サイクルの一部です。

Ping サイクルは Ping 接続テストを成功させることができますが、ping レスポンスが指定されたレスポンス時間内外に返される場合、レスポンス時間テストに失敗する可能性があります。この場合、ユーザには、SinglePingTestGood イベントの後に、SingleRTThreshFailed イベントが表示されます。

以下のイベントは、単一のサイトからすべてのデスティネーションへのテストの場合に生成されます。

以下のイベントは、すべてのサイトからプロバイダ内のすべてのデスティネーションへのテストの場合に生成されます。