VPN モデルの設定
内容
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内容
VPN モデルごとに、VPN 状態のアラームを設定できます。これらの設定では、アラームをオンにし、MPLS VPN Manager が VPN モデルに関する情報を生成する方法を決定し、しきい値の設定に基づいてアラーム重大度を決定します。各しきい値は、VPN の一部である VPN サイトが「ダウン」している割合に基づいています。VPN サイトは、VRF ping テストを通じて、または VPN の集約 VPN サイト状態を分析して、「ダウン」状態にあると判断されます。
VPN 状態アラームの設定
選択した VPN モデルのコンポーネント詳細画面の[情報]タブには、[設定情報]セクションが含まれています。このセクションを使用して、どの VPN 状態アラームが生成されるかを決定するしきい値を設定します。
注:
これらのしきい値は、VRF Ping と、VPN サイト モデルに関連付けられている状態値の両方に使用されます。VRF トレース機能では、これらのしきい値は使用されません。VPN 設定オプションにアクセスする前に、適切な VPN モデルを見つける必要があります。このためには、以下の手順を実行してください。
- すべての VPN の検索を実行するか、または[エクスプローラ]タブで VPN モデルを選択して手順 2 をスキップします。
- コンテンツ画面で、[結果]リストから設定する VPN モデルを選択します。
適切な VPN モデルを選択すると、コンポーネント詳細画面の[情報]タブに、VPN モデルのすべての設定オプションが表示されます。これらの各オプションについては、以下のセクションで説明します。
設定値を変更するには、値の設定リンクをクリックし、値を変更して Enter を押します。
- 重大しきい値 %この値は、モデルの重大アラームが生成される、ダウンした(到達不可) VPN サイトの割合です。デフォルト:15%
- メジャーしきい値 %この値は、メジャー アラームが生成される、ダウンした(到達不可) VPN サイトの割合です。デフォルト:10%
- マイナーしきい値 %この値は、マイナー アラームが生成される、ダウンした(到達不可) VPN サイトの割合です。デフォルト:5%
- レスポンス時間しきい値(ミリ秒)Ping テストを成功と判断するためのレスポンス時間のイベントしきい値です。デフォルト:250 ミリ秒
- Enable VPN Alarms (VPN アラームの有効化)[Enable VPN Alarms (VPN アラームの有効化)]は、デフォルトで[はい]に設定されています。そのため、VPN モデルの状態が変化すると、アラームが生成されます。この値が[はい]に設定されており、(トラップが適切に設定されている状態で) VPN との接続が失われた場合、イベントにより、VPN モデルに対してアサートされるアラームがトリガされます。この値が[いいえ]に設定されており、VPN との接続が失われた場合、VPN モデルは赤色に変わりますが、アラームは作成されません。デフォルト:はい
- サイト アラームの有効化[サイト アラームの有効化]は、デフォルトで[いいえ]に設定されています。このデフォルト設定では、VPN サイト モデルの状態が重大に変化しても、アラームは生成されません。この属性を[はい]に設定した場合、VPN サイトの状態が重大に変化すると、アラームが生成されます。デフォルト:いいえ
注:
サイトが複数の VPN に参加している場合、そのサイトで設定されている VPN (VRF)でサイト アラームを有効にする必要があります。- VPN Manager パス トレース アクティブこのパラメータは、VPN Manager の[パス トレースの有効化]パラメータに設定されている値を反映します。
- パス トレースに参加このパラメータは、選択した VPN 内のすべてのサイトのパス トレースを有効にします。パス トレースをアクティブにするには、[VPN Manager パス トレース アクティブ]および[パス トレースに参加]を[はい]に設定する必要があります。
- パス変更アラームの有効化このパラメータが[はい]に設定されている場合、MPLS VPN Manager は、パス変更の数が VPN Manager の VRF パス トレース設定で定義されたしきい値を超えた場合にアラームを生成します。
注:
VPN の集約 VPN サイト状態の分析ではなく VRF ping 接続テストを使用して VPN の状態を判別する場合、VPN サイトのダウン率の代わりにサイト間 VRF ping テストの失敗数に基づいて、しきい値違反を定義します。たとえば、サイト間 VRF ping テストの失敗数がマイナーしきい値未満の場合、VPN の状態として「良好」が報告されます。