MPLS Transport Manager と MPLS-TE との連携方法

サービス プロバイダの目的は、MPLS コア ネットワークを使用して、顧客のネットワークのある部分から別の部分にデータ パケットを転送することです。たとえば、MPLS ネットワークは、顧客のニューヨーク オフィスからロンドン オフィスにデータ パケットを転送することもできます。この場合、MPLS ネットワークを介してネットワーク トラフィックをモデリングおよび監視することはできません。また、サービス プロバイダでは、通常、ニューヨークやロンドンのクライアント ネットワークをモデリングおよび監視することはできません。以下の図は、このシナリオで顧客のネットワークと MPLS ネットワーク間の唯一のインターフェースが、Customer Edge (CE)ルータと Provider Edge (PE)ルータ間の関係であることを示しています。
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サービス プロバイダの目的は、MPLS コア ネットワークを使用して、顧客のネットワークのある部分から別の部分にデータ パケットを転送することです。たとえば、MPLS ネットワークは、顧客のニューヨーク オフィスからロンドン オフィスにデータ パケットを転送することもできます。この場合、MPLS ネットワークを介してネットワーク トラフィックをモデリングおよび監視することはできません。また、サービス プロバイダでは、通常、ニューヨークやロンドンのクライアント ネットワークをモデリングおよび監視することはできません。以下の図は、このシナリオで顧客のネットワークと MPLS ネットワーク間の唯一のインターフェースが、Customer Edge (CE)ルータと Provider Edge (PE)ルータ間の関係であることを示しています。
Diagram showing how data passes from Customer Site 1 through the MPLS core to Customer Site 2
上記の図に示すように、顧客がプロバイダの MPLS ネットワークを使用して、ネットワークの一方の側からもう一方の側に以下のように通信します。
  1. 顧客サイト 1 からのデータ パケットが、MPLS コアの 1 つのエッジ上で CE ルータおよび PE ルータを通過します。
  2. そのラベルに基づき、パケットが MPLS コア経由でルータ(P)からルータへと渡されます。このルートはプライマリ パスとして定義されます。各パスは、パケットが通過するルータの順序付きセットであり、パケットは MPLS コア内で 1 つのルータ(「ホップ」とも呼ばれる)から別のルータに移動します。パス内の最初のデバイスは入口デバイスであり、最後のデバイスは出口デバイスです。
    注:
    トポロジ変更または負荷分散を除き、同じソースと宛先を持つすべての後続パケットはコア経由の同じパスを通過します。プライマリ パスに沿ったいずれかのデバイスが動作不能になると、パケットはセカンダリ パスに切り替えます。
  3. パケットは、MPLS コアの反対側の出口デバイスに到達するまでパス内の各ホップを通過していきます。
  4. 出口デバイスから、パケットはカスタマ サイト 2 内の次の宛先に渡されます。
MPLS Transport Manager は、PE ルータ、パス、デバイスおよびホップ間の関係をモデルリングして、MPLS コア経由で顧客データ パケットを移動させる機能に悪影響を与える可能性のある変更を監視します。たとえば、ルータがダウンした場合、LSP はそのプライマリ パスからセカンダリ パスに切り替えることができます。トラップおよびポーリングを使用して、MPLS Transport Manager はこの変更を認識します。イベントをログに記録し、また、変更を確実に認識できるように(しきい値に基づいて)アラームをトリガする場合があります。LSP がセカンダリ パスに切り替えられたことを認識すると、到達不可デバイスを見つけて、それらがクライアントに与える影響を迅速に評価することができます。