MPLS 環境の SLA の監視

ISP では、個々のカスタマに対するサービスの継続性が重要であるため、多くの場合 SLA が確立されます。サービスの停止を完全に防ぐことはできませんが、SLA での合意条項に従って、ISP が停止を最小限に抑えることにカスタマは依存します。
casp1032jp
ISP では、個々のカスタマに対するサービスの継続性が重要であるため、多くの場合 SLA が確立されます。サービスの停止を完全に防ぐことはできませんが、SLA での合意条項に従って、ISP が停止を最小限に抑えることにカスタマは依存します。
カスタマ SLA に準拠するための MPLS 環境の監視は、困難な場合があります。MPLS Transport Manager は、MPLS デバイスのパフォーマンスを監視し、デバイスと LSP およびパスの関係を表示する手段を提供することで、このタスクを容易にします。必要に応じて、以下のいずれかの方法で SLA を監視できます。
  • パフォーマンスの LSP を分析する
  • LSP サービスが中断されているかどうかを判定する
  • 停止やパフォーマンス低下によって影響を受けるカスタマを識別する
  • カスタマの LSP を検索してその稼働状況を監視する
これらの監視タスクは、事前対処的に行われる場合と(特定の LSP の検索など)、MPLS 環境内のデバイスによってトリガされたアラームの結果として行われる場合があります。
SLA 情報は MPLS Transport Manager に保持されませんが、クライアントによって使用される特定のトラフィックにエンジニアリングされた LSP などの SLA に関する情報を使って、MPLS デバイスが関係するアラームによって影響を受けるカスタマを特定できます。