スイッチド ファブリック間での障害分離
ATM Circuit Manager では、CA Spectrum が ATM ネットワークのスイッチド ファブリックを使用して障害分離機能を拡張できます。スイッチド ファブリックは、ネットワーク インフラストラクチャの一部、またはサービス プロバイダのネットワーク上のリースのインフラストラクチャの一部とすることができます。
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ATM Circuit Manager では、CA Spectrum が ATM ネットワークのスイッチド ファブリックを使用して障害分離機能を拡張できます。スイッチド ファブリックは、ネットワーク インフラストラクチャの一部、またはサービス プロバイダのネットワーク上のリースのインフラストラクチャの一部とすることができます。
独自のスイッチド ファブリックを管理している場合は、ネットワーク トポロジに 1 つ以上の ATM_Network モデルがあります。ATM_Network モデル内でスイッチド ファブリックを構成する ATM スイッチが収集され、ATM クライアント(ルータ、ブリッジなど)が ATM_Network と隣接するようになります。このシナリオでは、管理対象の回線が、あるクライアントから ATM_Network モデル内のスイッチド ファブリックを介して別のクライアントに移動します。この機能が指定されていない場合、スイッチド ファブリック内のチャネルおよびトランクは管理されません。
チャネルまたはトランクをサービス プロバイダのネットワークからリースしている場合は、CA Spectrum トポロジ内の ATM_Cloud モデルを使用して、サービス プロバイダのスイッチド ファブリックを表します。このシナリオでは、管理対象の回線が、あるクライアントから ATM_Cloud モデル内のスイッチド ファブリックを介して別のクライアントに移動します。スイッチド ファブリック内のチャネルおよびトランクは管理されません。
ATM デバイスのネイバーを決定するため仮想リンク モデル間の接続が使用されます。問題のソースがある場所を特定するため、障害分離中にデバイスのネイバーが照会されます。
例として、以下の図はスイッチド ファブリック間で接続されている 4 つのルータ(R1、R2、R3、および R4)を示しています。ルータ間の論理接続は点線で示され、物理接続は実線で示されます。SpectroSERVER で R2 への到達に問題がある場合、障害を分離するため、R2 のネイバーのステータスを確認します。ATM Circuit Manager は、デバイスのネイバーを特定するのに論理接続を使用するため、R1 および R3 の両方が R2 のネイバーとみなされます。

たとえば、R3 が利用可能であると応答したが、R1 が応答しない場合、CA Spectrum は R1 でレッド アラームを作成し、R2 とその接続に依存するモデルを抑制状態を示すグレーに変更します。
ATM Circuit Manager がデバイスのネイバーを決定するのに論理接続を使用する機能を持たない場合、R1 に障害を分離することはできません。代わりに、R2 および接続されているデバイスは抑制状態を示すグレーに変化し、通信の問題を示す未解決のレッド アラームが一般的な障害管理モデルに作成されます。レッド アラームが OneClick の[アラーム]タブに表示されますが、[トポロジ]タブのデバイス モデルとリンクして表示されません。
