ATM ネットワークの物理コンポーネントのモデリング
内容
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ATM 回路を正しくモデリングするには、物理接続を最初にモデリングする必要があります。ディスカバリを使用するか、手動で行うことができます。ディスカバリを使用する場合は、手動で結果をカスタマイズし、モデルがネットワーク インフラストラクチャを正確に表していることを確認する必要があります。
ディスカバリを使用した物理コンポーネントのモデリング
ディスカバリを使用して、ATM ネットワーク内の物理コンポーネントをモデリングし、[プロトコル オプション]ダイアログでモデル間の接続のマップに ATM プロトコルを使用するように選択すると、ディスカバリは ATM デバイス間の物理接続をマップし、ATM_Network コンテナ モデル内に ATM スイッチのモデルを配置します。
ディスカバリで、ネットワークの ATM 物理接続(スイッチ-スイッチおよびルータ-スイッチ接続を含む)が完全にマップされない場合、ディスカバリを再実行するか、マッピングを手動で完了する必要があります。
注:
ディスカバリは、ATM_Cloud モデルを作成してサービス プロバイダの ATM ネットワークを表しません。ディスカバリを使用してネットワークをモデリングした後、これらのモデルを手動で作成し、適切な名前(「Sprint のネットワーク」など)を付ける必要があります。Cisco ATM デバイスを使用し、VCL インターフェースに一意の IP アドレスがある場合、ディスカバリは VCL インターフェース間または VCL インターフェースとフレーム リレー DLCI インターフェース間の接続も解決します。
注:
ディスカバリを使用したモデリングの詳細については、「IT インフラストラクチャのモデリングと管理」セクションを参照してください。ATM ネットワークで物理コンポーネントと接続をモデリングしたら、VPL (Virtual Path Link、仮想パス リンク)と VCL (Virtual Channel Link、仮想チャネル リンク)(VPL は VPT (Virtual Path Trunk、仮想パス トランク)とも呼ばれます)間に論理接続をモデリングできます。
手動の物理コンポーネント モデリング
さまざまな理由で、ATM インフラストラクチャを手動でモデリングする必要があります。
- すべての ATM モデルと接続を手動で作成することをお勧めします。
- ディスカバリを使用してデバイスをモデリングし、その物理接続をマップしても、ネットワーク表現を完全に正確にするように手動で変更を行う必要があります。
- ディスカバリを使用して、ATM インフラストラクチャをモデリングしても、サービス プロバイダの ATM ネットワークを表すように ATM_Cloud モデルを作成する必要があります。ディスカバリでは、これらのモデルは作成されません。
デバイスを手動でモデリングした後は、コンテナ モデル、デバイス モデル、物理インターフェース モデル間の接続を作成できます。直接、物理 ATM インターフェース モデルをスイッチまたはクライアントのモデルに接続することができますが、ATM_Network モデルにより収集され、論理接続テーブルへのアクセス権を持つようにする必要があります。
注:
デバイスと接続の手動モデリングの詳細については、「IT インフラストラクチャのモデリングと管理」セクションを参照してください。ATM ネットワークで物理コンポーネントと接続をモデリングしたら、VPL (Virtual Path Link、仮想パス リンク)と VCL (Virtual Channel Link、仮想チャネル リンク)(VPL は VPT (Virtual Path Trunk、仮想パス トランク)とも呼ばれます)間に論理接続をモデリングできます。
物理インターフェースのサービス プロバイダのネットワークへの接続
障害分離時に CA Spectrum が ATM ネットワーク障害ポイントを正確に判断するためには、サービス プロバイダのネットワークに接続するすべての物理 ATM インターフェースを ATM_Cloud モデルに接続する必要があります。
ATM ネットワークを手動でモデリングしたか、ディスカバリを使用してモデリングしたかに関係なく、物理 ATM インターフェースをサービス プロバイダのネットワークに接続するのは手動の手順です。
ATM インターフェースをサービス プロバイダのネットワークに接続するには
- 関連するデバイスの[インターフェース]タブで、物理 ATM インターフェースを選択してサービス プロバイダのネットワークに接続し、右クリックして[接続の開始]をクリックします。
- [トポロジ]タブで、サービス プロバイダのネットワークを表す ATM_Cloud モデルを選択し、右クリックし、[接続先<ATM インターフェース名>]をクリックします。ここで<ATM インターフェース名>は、最初の手順で選択したインターフェースの名前です。TM_Cloud と物理 ATM インターフェース(および適切なネットワーク コンテナ モデル)間のパイプが作成され、接続が表されます。以下の例に示すように、パイプをダブルクリックして、ATM_Cloud と物理 ATM インターフェース自体の間の接続を表示できます。
