仮想リンク モデルのパフォーマンスの表示
仮想リンク モデルの[パフォーマンス]ビューを使用すると、以下の情報にアクセスできます。
casp1032jp
仮想リンク モデルの[パフォーマンス]ビューを使用すると、以下の情報にアクセスできます。
- 入力および出力での仮想リンクの使用率の割合。
- 仮想リンクを使用した入力および出力のスループット。

現在の値は、関連する ATM デバイスがポーリングされたときの最後の既知の値です。その他の値は、[パフォーマンス]タブが開いてからの平均値、最小値、およびピーク値です。
インターフェース使用率の計算には、負荷を示す以下の統計フィールドが使用されます。
- 入力使用率には、rcvLoad属性の値
- 出力使用率には、xmtLoad属性の値
これらの属性の式は、以下のとおりです。
rcvLoad = rcvCellsPerSecond * 100 / rcvBandwidth xmtLoad = xmtCellsPerSecond * 100 / xmtBandwidth
rcvBandwidth
および xmtBandwidth
属性は、サービス品質(QoS)のタイプに応じて、ピーク セル レート(PCR)または持続セル レート(SCR)のいずれかによって定義されます。可変ビット レート(VBR)回線では、帯域幅は SCR として定義されます。その他のすべてのタイプのサービスでは、帯域幅は PCR として定義されます。つまり、VBR 回線の負荷は 100% を超えることがあります。可変ビット レート(VBR)回線であっても、帯域幅の計算に常にピーク セル レート(PCR)を使用するには、[VCL QoS 情報]ビューで対応する設定を有効にします。
rcvCellsPerSecond
属性は、特定の間隔で rcvCells_Attr
が指す属性と upTime
属性を読み取り、次に 2 番目の値から最初の値を減算することによって計算されます。これにより、受信したセルのデルタと経過したマイクロ秒のデルタが得られます。セルのデルタをマイクロ秒のデルタで除算し、100 を掛け合わせることで、rcvCellsPerSecond
値が算出されます。履歴レポート用に
rcvLoad
および xmtLoad
属性の値を記録できます。注:
この[パフォーマンス]ビューを使用するには、ATM デバイスが ATM2 MIB またはサポートされている独自の MIB 拡張機能の 1 つをサポートしている必要があります。パフォーマンス情報は、この MIB に固有のセル カウンタがないと利用できません。仮想リンク モデルのパフォーマンスを表示する方法
- ナビゲーション画面または[トポロジ]タブを使用して、仮想リンク モデルがあるデバイスを見つけて選択します。デバイスに関する情報がコンポーネント詳細画面に表示されます。
- コンポーネント詳細画面で[インターフェース]タブをクリックします。デバイスの物理および仮想インターフェースがタブに表示されます。
- 物理インターフェースを展開して、関連付けられたリンク モデルを表示します。注:右クリックすると、IP アドレスの[すべて展開]および[すべて折りたたむ]オプションを選択できます。
- パフォーマンス情報を表示するリンク モデルを選択し、
(選択したモデルのコンポーネント詳細を表示)をクリックします。
- コンポーネント詳細画面で[パフォーマンス]タブをクリックします。選択した仮想リンク モデルのパフォーマンス情報が表示されます。