仮想リンク モデルのトラフィックしきい値の設定

アラームを生成する仮想リンク モデルのアクティビティ レベルを設定できます。このためには、以下の属性について最大しきい値および最小しきい値を設定します。
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アラームを生成する仮想リンク モデルのアクティビティ レベルを設定できます。このためには、以下の属性について最大しきい値および最小しきい値を設定します。
  • 受信負荷
    前回のポーリング以降に、仮想リンク モデルによって受信されたビットの平均数。
  • 送信負荷
    前回のポーリング以降に、仮想リンク モデルによって送信されたビットの平均数。
それぞれの最大しきい値と最小しきい値には、「設定」値と「リセット」値があります。最大しきい値の場合、「設定」値とはそれを超過した場合に属性に対してアラームを生成する値のことです。「リセット」値とは、それを下回った場合に属性に対するアラームを自動的にクリアする値のことです。最小しきい値の「設定」値および「リセット」値は、これとは逆になります。以下の図は、この動作を詳しく説明したものです。
SPEC--setting_traffic_threshold_grph
デフォルトでは、最大しきい値は 90% に設定され、80% でリセットされます。最小しきい値は、0 に設定され、0 でリセットされます。つまり、最小しきい値は無効です。しきい値は、ポーリング サイクルのたびに再計算され、ポーリングごとの平均数を表します。
重要:
「リセット」フィールドを「0」に設定しないでください。「リセット」フィールドを「0」に設定した場合に、「設定」フィールドがしきい値を超えると、後続のアラームは自動的にクリアされません。そのアラームがユーザによって手動でクリアされると、CA Spectrum しきい値インテリジェンスがリセットされず、そのモデルのアラームは二度と生成されません。しきい値インテリジェンスをリセットするには、SpectroSERVER を再起動する必要があります。
注:
 この[しきい値]ビューを使用するには、ATM デバイスが ATM2 MIB またはサポートされている独自の MIB 拡張機能の 1 つをサポートしている必要があります。しきい値は、この MIB に固有のセル カウンタがない回線には設定できません。
仮想リンク モデルに対してトラフィックしきい値を設定する方法
  1. ナビゲーション画面または[トポロジ]タブから、設定する仮想リンク モデルがあるデバイスを選択します。
    デバイスに関する情報がコンポーネント詳細画面に表示されます。
  2. コンポーネント詳細画面で[インターフェース]タブをクリックします。
    デバイスの物理および仮想インターフェースがタブに表示されます。
  3. 物理インターフェースを展開して、関連付けられたリンク モデルを表示します。
    注:
    インターフェースを右クリックすると、IP アドレスの[すべて展開]または[すべて折りたたむ]オプションを表示できます。
  4. 設定する VPL モデルまたは VCL モデルを選択し、SPEC--infobutton_ICO (選択したモデルのコンポーネント詳細を表示)をクリックします。
  5. コンポーネント詳細画面で[情報]タブをクリックし、VCL しきい値情報を展開します。
  6. [設定]をクリックし、値を入力し、Enter キーを押して、任意のしきい値を指定します。